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ART LEAP 2019「いらっしゃいませようこそ」 (出展作家:潘逸舟)

2020年2月22日(土)3月2日(月)

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料金入場無料アーティスト潘逸舟会場神戸アートビレッジセンター(KAVCギャラリー、KAVCシアター、スタジオ3)

2020.2.22(土)〜3.2(月)※火曜日休館 〈当初3月15日(日)までの会期を予定しておりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止に伴う臨時休館のため3月2日(月)までに会期を短縮しました。〉

個人と社会の間に存在する見えない関係性を見つめる
神戸における移民の歴史、外国人移住者/労働者 ー『移動する身体』をめぐる展覧会

神戸アートビレッジセンター(KAVC)では、2018年度より30代~40代の芸術家を対象とした公募プログラム「ART LEAP」を実施しています。「ART LEAP 2019」出展作家 潘逸舟(はん いしゅ)は、個人と社会の間に存在する見えない関係性を見つめ、その中で生じる疑問や戸惑いを、自らの身体を用いたパフォーマンスで可視化し、映像やインスタレーションなど様々な表現手法で作品を展開しています。

異なるルーツを持つ人々の暮らしが複雑に入りくみ、生活が多様化する神戸。約150年前、多くの日本人が神戸港から海を渡り、移民となりました。そして今、労働力を送り出す側だった日本は、労働力を受け入れる側に変化しています。潘は、本展にあたり『移動する身体』をテーマに挙げ、神戸における移民の歴史や外国人移住者/労働者の現状を探るためのリサーチ活動を各地で行いました。

展覧会タイトルの「いらっしゃいませようこそ」とは、文字通り「歓迎」を意味する言葉であり、優しく開かれた場所/展覧会でありたいという作家の意図が込められています。また、サービスの提供と享受の間に当たり前に存在する「接客用語」でもあり、消費社会における需要と供給の境界をつなぐ言葉とも言えるでしょう。本展覧会では、こうした「消費社会」と「労働力」を背景に、潘が労働者と共に働いた実体験と、神戸でのリサーチ活動から着想を得た新作を発表します。

◎展覧会開催に向けて実施したリサーチ活動の様子を公開しています。こちらからご覧ください。

【2020年12月追記】
本展の展覧会記録集が完成しました。

ART LEAP 2019「いらっしゃいませようこそ」展覧会記録集
出展作家|潘逸舟
定価|1,500円+税
▷書籍詳細および販売方法についてはこちら

【開催概要】
ART LEAP 2019「いらっしゃいませようこそ」

出展作家:潘逸舟
会期:2020年2月22日(土)ー3月2日(月)12:00-19:00 火曜日休館
会場:神戸アートビレッジセンター(1F・KAVCギャラリー、B1・KAVCシアター、スタジオ3)
料金:入場無料
主催:神戸アートビレッジセンター(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
協力:東京藝術大学大学院映像研究科,RAM Association、株式会社ベル、MAY加工所、国際交流シェアハウスやどかり、一般財団法人日伯協会・移住ミュージアム
※当初3月15日(日)までの会期を予定しておりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止に伴う臨時休館のため3月2日(月)までに会期を短縮しました。

【関連イベント】
◎オープニングトーク(予約不要)
日時:2020年2月23日(日)17:00-19:00
出演:片岡真実(森美術館館長/ART LEAP 2019 審査員)、潘逸舟
会場:1F・1room
料金:無料
※イベント終了後、パーティーを行います。

◎ワークショップ「自分の靴と踊ろう」(要予約)
アフリカンダンスの軽快なステップに合わせながら、いつか誰かと踊るために、まずは自分の靴と踊ってみましょう。
日時:2020年3月1日(日)14:00-16:00
講師:Alain Sinandja(ダンサー・振付家)、潘逸舟
会場:B1・KAVCシアター
料金:500円
定員:10名
持ち物:その日に履いてきた靴、動きやすい服装

◎クロージングイベント「いらっしゃいませようこそ」※開催中止
靴を作る音とともに、さまざまな国の音楽が会場を彩ります。
歌ってもよし、踊ってもよし、どなたさまでもいらっしゃいませようこそ!
日時:2020年3月15日(日)19:00-21:00(途中入退場可)
DJ:江南泰佐(鍵盤奏者/大所帯非楽器アンサンブル POLY!)
会場:B1・KAVCシアター
料金:無料(飲食代は別途必要)
※新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休館のため開催中止となりました。

【作家プロフィール】

潘 逸舟(はん いしゅ)
1987年上海生まれ、東京都在住。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了(2012)。社会と個の関係の中で生じる疑問や戸惑いを、自らの身体や身の回りの日用品を用いて、映像作品、インスタレーション、写真、絵画など様々なメディアを駆使しながらも、真摯に、時にユーモアを交えながら表現する。「アジア・アナーキー・アライアンス」(関渡美術館、台北、2014年)、「Whose game is it?」(ロイヤルカレッジオブアーツ、ロンドン、2015年)、「In the Wake – Japanese Photographers Respond to 3/11」(ボストン美術館、2015年/ジャパンソサエティー、NY、2016年)、「Sights and Sounds: Highlights」(ユダヤ博物館、NY、2016年)、個展「The Drifting Thinker」 (MoCA Pavilion、上海、2017年)、「Cross Domain」(金鶏湖美術館、蘇州、2018年)、「Yet not to be attained」(マサチューセッツ大学アマースト校、2018年)、「アートセンターをひらく第 I 期」(水戸芸術館現代美術センター、2019年)などの展覧会に参加。http://hanishu.com/

神戸アートビレッジセンター(KAVC)では、作家と連携した展覧会づくりを重視し、枠に問わられない表現の可能性を追求する展覧会を企画しています。
2018年度からは30代〜40代の芸術家を対象に、自身の活動で経験を積んだ作家の新たな表現の創造と意欲的な挑戦の場となることを期待して公募プログラム「ART LEAP」を開催しています。
第2回となる2019年度は、審査員に森美術館副館長兼チーフ・キュレーター(※)の片岡真実氏を迎えて選考を行い、出展作家に潘 逸舟(はん いしゅ)を選出しました。

「展覧会プラン公開プレゼンテーション(出展作家最終選考会)」および全体講評についてはこちらから

(※:肩書きは2019年5月時点。2020年1月より森美術館館長に就任)

【展覧会の様子|撮影:表恒匡】

《1F|KAVCギャラリー》

「ほうれん草たちが日本語で夢を見た日」(2020年)

《B1|KAVCシアター》

「裸足−あなたと踊るための練習」(2020年)

《B1|スタジオ3》

奥:「裸足−あなたと踊るための練習」(2020年)
手前:「いらっしゃいませようこそ」(2020年)

《B1|廊下》

「行ったことのないベトナム」(2020年)