KING&HEAVY 第4回公演
『ゴールデンエイジ』
2019年、某有名野球選手が引退した。
時を同じくして、那須田健も不本意ながら引退を余儀なくされた。
なぜ。どうして。俺はまだまだやれるのに・・・
一体どこで歯車が狂ってしまったのか。
諦めきれない那須田健の前に一人の男が現れる。
「人生をやり直せるとしたら、どうする?」
2019年秋、KING&HEAVYがお送りする、
タイムトラベルSFエンターテイメント!
魔球シンカーのように、観る人を惑わせ楽しませる
「エンタメだけど◎◎」な、神戸スタイルの継承者。
参加劇団の中で、唯一神戸を拠点とするKING&HEAVY。彼らは自分たちの作風を、野球の球種・シンカーに例える。確かに一見直球のエンタメ芝居だけど、設定が若干トチ狂ったその世界は、ストレートが急に変化する魔球のようだ。そういえば歴代の神戸出身の劇団を振り返ってみても、エンタメだけど哲学的とか、不条理だけどエンタメだとか、シンカー風エンターテインメントを見せる所が多い。という意味では彼らは、神戸演劇の正統派の継承者とも言えるだろう。いつか潮崎哲也なみの、演劇界一のシンカーの使い手として、名をとどろかせてほしい。
text by 吉永 美和子
劇評
この劇評を全文読む
この劇評を全文読む
この劇評を全文読む
この劇評を全文読む