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03KING&HEAVY


02THE ROB CARLTON<

04コトリ会議

劇評

  • 筒井潤KING&HEAVY『ゴールデンエイジ』
    主人公ナスケンの父が息子に語りかける。「ヤンチャをするのはやめて、普通に生きてきた。そしたら母さんと出会って、お前が産まれた。こんな普通の男から、こんなに素晴らしい子供が産まれたんだ。父さんな、幸せだよ。ここまで立派に育ってくれてありがとう。」ご時勢もあってこのような台詞を最近はすっかり・・・

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  • 溝田幸弘KING & HEAVY「ゴールデンエイジ」評
    前から気になっていた劇団だが、今回が初見。ストーリーは分類すれば転生もの、と言えるのだろうが、あらすじから想像していたのとは少々違った。転生ものといえば、いったん死んだ後、願っていた人生が実現したところから物語がスタートするパターンが多い気がする。貧乏なまま恵まれず死んでいった男が、突然大富豪に・・・

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  • 吉村雄太『すぐ傍にあるゴールデンエイジに向けて』
    KING&HEAVYの第4回公演「ゴールデンエイジ」のテーマはタイムトラベルだ。主人公の那須田は、野球選手になりたいという幼い頃からの夢を持ちながらも、日々サラリーマンとして仕事をこなすだけの冴えない毎日を送っている。そんな那須田は29歳の誕生日にトラックに轢かれるという交通事故に遭う。意識を失って・・・

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  • ウォーリー木下KING & HEAVY 「ゴールデンエイジ」評
    アフタートークに出させてもらった時に「ウォーリーさんならどうやってこれ演出します?」と質問され、答えに窮した。なにも浮かばなかった。その理由を話せば、おそらく劇の感想にはなると思うのでそうしてみる。まず、この舞台には演出家がいない。作家もいない。俳優の3人が、稽古場でアイデアを出しあい・・・

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公演概要

KING&HEAVY 第4回公演
『ゴールデンエイジ』

2019年、某有名野球選手が引退した。
時を同じくして、那須田健も不本意ながら引退を余儀なくされた。

なぜ。どうして。俺はまだまだやれるのに・・・
一体どこで歯車が狂ってしまったのか。

諦めきれない那須田健の前に一人の男が現れる。
「人生をやり直せるとしたら、どうする?」

2019年秋、KING&HEAVYがお送りする、
タイムトラベルSFエンターテイメント!

  • 日時
    2019年10月18日(金)~20日(日)
  • 10月18日(金)19:30
    10月19日(土)14:00☆/18:00
    10月20日(日)13:00/17:00
    ※開演の45分前受付開始、30分前開場

    ☆アフタートークあり:ゲスト 上田誠(ヨーロッパ企画代表)
  • 会場
    神戸アートビレッジセンター KAVCホール
  • 作・演出
    KING&HEAVY
  • 出演
    飯嶋松之助
    伊藤駿九郎
    (以上、KING&HEAVY)

    石畑達哉(匿名劇壇) ほか
  • チケット
    料金
    一般:前売 2,500円/当日3,000円
    学生:2,000円(前売・当日 一律)
    高校生以下:1,000円(前売・当日 一律)
    ※学生・高校生以下チケットは当日要学生証
  • チケット
    発売日
    2019年9月14日(土)20:00より
  • スタッフ
    舞台監督/ニシノトシヒロ(BS-Ⅱ)
    音響/八木進(baghdad cafe')
    照明/加藤直子(DASH COMPANY)
    衣装/KING&HEAVY
    宣伝美術/二朗松田(MADZOODAD216)
    制作/竹内桃子(匿名劇壇/観劇三昧)

魔球シンカーのように、観る人を惑わせ楽しませる
「エンタメだけど◎◎」な、神戸スタイルの継承者。

参加劇団の中で、唯一神戸を拠点とするKING&HEAVY。彼らは自分たちの作風を、野球の球種・シンカーに例える。確かに一見直球のエンタメ芝居だけど、設定が若干トチ狂ったその世界は、ストレートが急に変化する魔球のようだ。そういえば歴代の神戸出身の劇団を振り返ってみても、エンタメだけど哲学的とか、不条理だけどエンタメだとか、シンカー風エンターテインメントを見せる所が多い。という意味では彼らは、神戸演劇の正統派の継承者とも言えるだろう。いつか潮崎哲也なみの、演劇界一のシンカーの使い手として、名をとどろかせてほしい。
text by 吉永 美和子

団体からのコメント
この度KING&HEAVYは、約3年ぶりにオリジナル新作を上演します。僕たちは結成当時から、自分たちの好きな事を真面目にふざけながらやり続けてきました。今回もどんな事をしたら楽しいかな、と考えてワクワクしながら作品を創っていこうと思います。

KING&HEAVYについて
神戸大学演劇部自由劇場出身の飯嶋松之助・伊藤駿九郎・和田崇太郎による演劇ユニット。これまでに計3回の本公演を行い、その他ショーケースイベントやコント大会にも多数出演。メンバー個人でもTEAM NACSや劇団Patchに出演するなど舞台を中心に精力的に活動している。ド直球だが遊びの効いた【150km/hのシンカー】のような王道娯楽演劇をモットーに、今回は旗揚げ公演『東京ブラストーリー』以来のオリジナル長編作品を上演。

http://king-and.heavy.jp

チケット

※9月14日(土)20:00より、リンクが有効になります