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ニューあそび場の創造vol.19

「建築と舞台芸術」

2026年11月22日(日)〜2027年2月7日(日)

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建築は、使われ方まで設計しない。設計された空間に従うのではなく、そこに残された余白から可能性を発見し、建築の自明性を更新していく。何をする場所なのか、何ができるのか――その先は、建築ではなく、そこにいる人がつくっていく。

「建築と舞台芸術」のための舞台美術

道を歩いていると、遠くから風にのって吹奏楽の音が聞こえてくることがあります。近くから夕飯の匂い、風呂場の匂いやかけ湯の音が聞こえてくることがあります。家にいる時も、別の部屋からテレビの音が聞こえてきたり、誰かの気配を感じます。たとえ人生のある時期の大半を孤独に部屋で過ごしていたとしても、鳩の鳴き声や郵便配達のバイクの音、気温や湿気や日差しなどを感じることでまわりの大きな環境と繋がっています。どこにいても、いまいる空間が物理的に区切られていても、目に見えているものがいつもと同じ風景であっても、いつもと違う何かを感じ取ることが人間の感性ではないでしょうか。

この舞台には廊下が一本あるだけです。廊下のこちらとあちらに、このホールを区切る壁すら飛び越えて広大な環境があると考えることもできます。私たちは、そのどこかに暮らしていて、何かを日々感じ取っています。その廊下から、どのような来訪者が現れ、たまたま居合わせた私たちはそこで何を感じ取ることができるでしょうか。廊下の中と外、廊下のこちらとあちらをお客様の感性で繋いでいただければと思います。
dot architects 家成俊勝

ホール公演

建築と舞台芸術

建築家ユニットdot architectsによる建築的思考をもとに設計された舞台装置をプラットフォームとし、複数の団体が創作・上演を行います。建築は本来、土地や歴史、身体、社会との関係のなかで造られる総合的な営みですが、空間には用途や機能があらかじめ定められるという側面もあります。本企画では、そのような空間の固定的なあり方を前提としつつも、上演という行為を通して空間の意味や使われ方がどのように変化し得るのかを探ります。

日  時:

2月6日(土)
Aプログラム14:00~
出演:いいむろなおきマイムカンパニー、男肉 du Soleil、REFUGIA
Bプログラム18:00~
出演:髙瑞貴、漂流詩、二階堂和美

2月7日(日)  
Aプログラム11:00~
出演:いいむろなおきマイムカンパニー、男肉 du Soleil、REFUGIA
Bプログラム15:00~
出演:髙瑞貴、漂流詩、二階堂和美

※開演の45分前受付開始・30分前開場
※自由席(当日受付順 入場整理券配布)
※上演時間は各回100分予定
※未就学児のご入場はご遠慮ください

会  場:新開地アートひろば 2F・ホール
出  演:いいむろなおきマイムカンパニー、男肉 du Soleil、髙瑞貴、二階堂和美、漂流詩、REFUGIA
料  金:大人 前売3,500円/当日4,000円
            プログラム通し券 前売6,000円 /当日 7,000円
     高校生以下 前売当日共1,000円 ※要証明書
定  員:各回120名
予約方法:CoRichチケット!・TEL

舞台監督:綿中駿介
照明:幸野英哲(PAC West Inc.)
音響:和田真也
記録撮影:岩本順平

【お申込み方法】

電話または下記予約フォームからお申込みください。

https://s-ah.corich.co/s-ah-202702/common
※予約受付開始は11月21日(土)12:00~

TEL:078-512-5500

【お問い合わせ】

新開地アートひろば(旧称:神戸アートビレッジセンター)(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
〒652-0811 神戸市兵庫区新開地5-3-14
TEL:078-512-5500/FAX:078-512-5356
Mail:event-info01@s-ah.jp
開館時間:10:00~22:00
休館日:火曜日、12/28~1/4は年末年始休館
担当:山本・前田・山﨑

オープニングイベント

パフォーマンス「まちなかサバイバル!」

近年稀にみる事件だらけの現代を必死に生き抜くサバイバルな私たち。そんな私たちを代表して白い毛だらけの不思議な生き物たちが館内をあっちへうろうろ、こっちへあたふた踊ります。どっちへ行ったら正解なのか?コミカルでスリリングな大人も子どもも楽しめる空中↑↑↑パフォーマンス!

アーティスト:Co.SCOoPP
会  場:新開地アートひろば
日  時:1月31日(日)15:00~
演  出:安本亜佐美
出  演:板倉佳奈美、大歳芽里、長野里音
音  楽:藤沢祥衣
料  金:無料

トーク「「建築と舞台芸術」のための舞台美術」

2月6日(土)・7日(日)に2Fホールで開催される公演で使用する舞台美術をお披露目します。あわせて、本企画の建築プランを手がけるdot architectsの家成俊勝さんから、プランのコンセプトや見どころについてお話しいただきます。

アーティスト:家成俊勝(dot architects)、他
会  場:新開地アートひろば 1room or ホール
日  時:1月31日(日)16:00~
料  金:無料

dot architectsが改修を手がけた神戸市北区大沢町の「ドメーヌ他火(Domaine Tabi)」のワインをお楽しみいただけます。建物を活かし、人の営みとともに場所をつくり続ける「ドメーヌ他火」の取り組みもあわせてご紹介します。

ワークショッププログラム

体験ワークショップ「ハーネスでぶら下がってみよう!」

ハーネス(胴ベルト)を着用して、ロープにぶら下がって空中に浮いてみましょう。壁に真横に立ってみたり、忍者みたいに走ったり。ブランコみたいに揺れてもOK!

アーティスト:Co.SCOoPP
日  時:1月30日(土)15:30~/17:00~|31日(日) 10:30~/12:00~
※各回20~30分程度
会  場:新開地アートひろば B1・ギャラリー
料  金:500円
対  象:小学生以上(体の小さい方はパーカーなどの厚手の上着をお持ちください。)
定  員:各回8名

お申し込みはこちらから:https://forms.gle/UzK8GTyDhLTLt4jJA

連続ワークショップ「劇場を詠む」

劇場という空間を散策するように漂流詩の2人と歩き回ってみませんか?其々がそこで見たこと聞いたこと感じたことを言葉にしたり踊りにします。「劇場」での時間を重ね共有することで、その感じ方の変化を味わいます。

アーティスト:漂流詩

日  時:11月22日(日)18:30~|12月18日(金)18:30~|1月29日(金)18:30~
料  金:各回500円|通し1,000円
対  象:中学生以上
定  員:各回10名程度

お申し込みはこちらから:https://forms.gle/ZwcSWChF39CHXVhB8

ダンスワークショップ「裏の身体から」

表裏一体。あえて裏を大切にすると見えるもの。生まれること。

アーティスト:髙瑞貴 mizukitaka.com
日  時:2月3日(水)19:00~
料  金:1,500円
対  象:中学生以上
定  員:15名程度

お申し込みはこちらから:https://forms.gle/bwCHAZArWZLsfvyz8

プロフィール

dot architects

家成俊勝、赤代武志により、2004年共同設立。
大阪・北加賀屋にて、分野にとらわれない人びとや組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。
設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家に関わらずさまざまな人との協働を実践している。
設計だけに留まらず、現場施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなどさまざまな企画にも関わる。

家成俊勝

1974年兵庫県生まれ。建築家。京都芸術大学教授。宮本佳明建築設計事務所居候を経て、2004年dot architectsを設立。アート、オルタナティブメディア、建築、地域研究、NPOなどが集まるコーポ北加賀屋を拠点に活動。代表作はUmaki Camp(2013、小豆島)、千鳥文化(2017、大阪)など。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。第1回JIA東北建築大賞2020。第2回小嶋一浩賞受賞。第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2023)出展。

Co.SCOoPP

Searching(探求する)COntemporary(現代の)of Physical Performance(身体表現)というコンセプトの元、従来のエンターテイメント性の高いサーカスから、幅広いジャンルを取り入れ、より自由で実験的な現代サーカス作品を発表している。主に2019年アウトリーチproject『Vertical dance @KAGANHOTEL』、2021年『Cover your mouth』(SAI DANCE審査員賞受賞、エストニア公演)など。

いいむろなおきマイムカンパニー

自称・関西最強のマイム集団。マイムを中心とした[言葉を使わない表現手法]で作品創作・上演を行うため、マイム俳優いいむろなおきが率いる集団として2002年に結成。いいむろと共に同じシステムでマイムのトレーニングを続ける俳優陣と共に、日本では数少ない「集団マイム劇の創作・上演を続けるカンパニー」として関西を拠点に国内外で幅広く活動中。

男肉 du Soleil

2005年近畿大学在学中に「男肉 du Soleil」を結成。以後、関西を中心にJ-POP、ヒップホップ、レゲエ、漫画、アニメ、ゲームなど、様々なポップカルチャーの知識を確信犯的に悪用する方法論のもと、唯一無二のダンスパフォーマンスを繰り広げている。近年の作品に、選挙ダンスコメディ「僕らの小宇宙選挙(2024年)」、見るだけで投資がわかるHIPHOPミュージカル「サバイバルヘッズ(2023年)」などがある。

髙瑞貴

身体表現と瞬間芸術を探求。
舞台を主に活動する。
ソロを中心に各地を巡演。
堀之内真平とROOT Projectを協働。
様々な土地や空間で創作や上演を志す。
新開地アートひろばを訪れるのは約6年ぶり。

二階堂和美

変幻自在な歌声であらゆる感情・情景を表出させる唯一無二のシンガーソングライター。1999年のデビュー以来ジャンルレスに活動、現在は広島で仏教寺院の住職をしながらも、多くのミュージシャンからの支持を得て音楽を続けている。スタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』では主題歌「いのちの記憶」を作詞・作曲・歌唱。最新作は原田郁子の共同プロデュースで制作されたアルバム『潮汐』。本公演は近作を支えるピアノ黒瀬みどりとのデュオで出演。nikaidokazumi.net

漂流詩

漂流詩(ひょうりゅうし)とは、ダンサーの升田学とエメスズキが、その「場」で知覚することを「振舞」と「発語」に変換して漂流するように対話していく表現体。2019年活動開始。2022年、歌人達と 「エミューの会」を立ち上げ、動物園、海岸、本屋などさまざまな場で「吟行」の一部としてパフォーマンスを継続している。観光地(金沢、奈良など)でも上演を重ねるなど、あらゆる場を「詠む」ということに取り組んでいる。
https://linktr.ee/hyoryushi

撮影:脇田友

REFUGIA

2023年に京都で結成された企画レーベル。
「舞台」と「客席」という固定化されつつある公演形態にとらわれない、新しい演劇の可能性を実験している。レクチャーパフォーマンスやシアターゲームの形式を用いて観客を巻き込む「集会型演劇」の実践や、架空のバラエティの収録現場を上演する『明日のバラエティ』など即興性の高い作品に加え、近年では、ボーリングの身体動作と戯曲の言葉が呼応しつつ展開される短編作品『BORING ALONE』を上演。