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みのまわりをアーカイブする「じぶんZINE」をつくろう!《KAVCスタッフ横山の場合》

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  • 2020.8.31

3ヶ月に1回、季刊で発行している広報誌「ART VILLAGE VOICE」。7月上旬に発行したVol.93は、誌面制作期間が新型コロナウィルス感染拡大に伴う自粛期間と重なったため、特別編として制作し、これまでKAVCで開催してきたワークショップシリーズの番外編として、自宅でできるワークショップを紹介しました。
Web版はこちら!

今回は、KAVCスタッフが、画家・イラストレーターの田岡和也さん発案のワークショップ「みのまわりをアーカイブする『じぶんZINE』をつくろう!」を実際にやってみました!

スタッフ横山は、外出自粛期間中に撮り溜めたという「家の周りを散策した際にみつけた草花」の写真を集めて「じぶんZINE」を作ったとのこと!制作過程のレポートをお届けします。

みなさんこんにちは。スタッフの横山です。みのまわりをアーカイブする「じぶんZINE」をつくろう!に挑戦しました。
私は、外出自粛中から家の周りを散策した際にみつけた草花のZINEを作ってみました。

まず用意したものは、色紙、のり、はさみ、カッター、定規、コラージュする草花の写真です。

A3サイズの色紙で作った台紙に、ちょうどよいサイズに写真をプリントして、台紙に貼りつけていきます。

ちょうどよい位置をさぐりながら、構成を決めていきます。このZINEづくりのベースになるので、一番悩んだ作業でした。

構成を決めたら、あとはのり付けをしていきます。
撮影した日時と場所を書き込んでいきます。やっていくとなんだか画面が寂しいように感じてきたので、載せきれなかった写真を絵に描いてみました。

さらに描き進めていくと、他のものも足していきたくなりました。
そこで、撮影した場所に関わりのあるものも描き足してみました。
上の写真は、大阪にある「靭(うつぼ)公園」で撮影した写真です。インターネットで調べると、
靭は、矢を入れる筒のことだそうです。しかもこの地名の由来は豊臣秀吉と関わりがあるようです。
たまたま気になった草花から派生して、土地の由来を知ることができてとても面白かったのと、住んでいる土地にさらに愛着を感じることができました。

最後に、この写真が今回のZINEを作ろうと思ったきっかけです。
大阪の緊急事態宣言が出る前日に撮影したもので、これからどうなっていくのか不安に感じていたことを覚えています。そんな中で貴重な外出中にみつけた草花から季節の移ろいや、住んでいる地域の歴史が伝わればいいなと思ったのが今回制作したこだわりのポイントです。

《発案者の田岡さんに一言メッセージ》面白そうだなと思いつつも、いざ身の周りのものをアーカイブするとなるとすぐにアイディアが湧かず、どうしようか迷ってしまいました。けれど、意外にも普段の生活を思い返してみるとアーカイブできそうなものがあったので、自分でも驚きました。
作りだしていくと、徐々に愛着が湧いてきたので、しばらくはニヤニヤ眺めておこう思います。
さらに続けていくと、また違う広がりが生まれてきそうですね。田岡さん、教えてくださり、ありがとうございました!

(完成したZINEを、スタッフ中川に見せているところ)

《田岡和也さんよりコメント》

横山さま

ZINE制作楽しんで頂きありがとうございます!
6月の紫陽花の写真とても奇麗ですね~。そしてイラストの配置もGOODです。
悩んで悩んで、慎重に構成されたのがひしひしと伝わります。
ZINE読み返してたら、土のにおいや草花のにおいまで鮮明に思い出すんじゃないでしょうか?
「近所が凄いぞ!」ですね。これぞピコツーリズム(マイクロよりもナノよりも小さいっ)
草花から大阪の歴史へと興味が発展して大きくなっていくこの感じが素敵です。
大阪から世界へそして宇宙へ。近所からどこまでも飛んでゆけるかもしれませんね。