アートのはじまりの見方を提案し、はじまりを味方する講座シリーズ「はじまりのみかた」。
第4弾は「思考する」「探求する」をキーワードに、春画に焦点を当てます。
江戸時代の庶民に親しまれ、ユーモア溢れる描写から「笑い絵」と呼ばれていた春画。
今回は、映画「春画と日本人」の上映を記念して、春画のイロハを学ぶことができる入門講座を開催します!
講師には、国際日本文化研究センター特任助教の石上阿希さんをお迎えします。図版で紐解きながら春画の基礎とその面白さをご紹介いただくとともに、当時から現代にいたるまでの女性と春画の関係についてご解説いただきます。映画と合わせてお楽しみください。
「はじまりのみかた」とは
文化活動の入口となる様々な事柄に着目し、「体感する」「思考する」「探求する」「創造する」をキーワードに、幅広いジャンルを横断しながら内容を構成した企画です。シリーズを通した受講によって、参加者が文化芸術に親しみ、また自身の生活の中に文化的な視野を育むきっかけとなるような講座を目指します。
開催概要
文化記録映画「春画と日本人」関連企画
はじまりのみかた Vol.4 「はじめての春画 ー春画と女性たちー」
日時:2019年12月7日(土)11:00~12:30(受付10:15~)
会場:神戸アートビレッジセンター4F・リハーサル室1
講師:石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)
対象:18歳以上の女性
定員:30名(要予約 ※定員に達し次第受付終了)
参加費:一般1,000円、かぶっクラブ会員700円
※年齢確認をさせて頂く場合がございます。
※講座に参加された方は、映画「春画と日本人」を1,400円でご鑑賞いただけます。
【同時開催】
文化記録映画「春画と日本人」関連企画
関連シンポジウム「春画のタブーと受容の変遷」
→詳細はこちらから
講師プロフィール
石上阿希
2008年、立命館大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)、大英博物館アジア部日本セクションプロジェクトキュレイター、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員を経て現在国際日本文化研究センター特任助教。
単著に『日本の春画・艶本研究』(2015年、平凡社)、『へんてこな春画』(2016年、青幻舎)、編著に『西川祐信を読む』(2013年、立命館大学アート・リサーチセンター)。2010年に「近世艶本総合データベース」(www.arc.ritsumei.ac.jp/ehon/)を公開。2015年国際浮世絵学会新人賞受賞。