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文化記録映画「春画と日本人」関連企画 関連シンポジウム「春画のタブーと受容の変遷」

2019年12月7日(土)

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今、活発に議論される「表現の自由」ー「春画」とは何かを考える

今回の関連シンポジウムは、「春画のタブーと受容の変遷」と題して開催します。登壇者は、日本で初めて春画をテーマとした博士論文を執筆し、作中にも登場する石上阿希(いしがみ あき)氏、甲南大学法科大学院教授/弁護士で、春画展開催にあたって論考の執筆もされた 園田寿(そのだ ひさし)氏を迎えます。
「春画と日本人」の内容を出発点に、近頃活発に議論される「表現の自由」や、日本社会におけるアートやその表現についても議論が及ぶことでしょう。

映画「春画と日本人」は、2015 年に開催された「春画展」の開催とその内幕を描いたドキュメンタリー作品です。21 万人を動員したこの「春画展」は、2013 年にイギリス・大英博物館で成功を収めた春画展「日本美術の性とたのしみ」の日本巡回展として当初企画されていました。しかし、国内の公私立博物館 20 館あまりが開催の打診を断ったとされ、開催の実現まで困難を極めました。春画の公開を問題視し、世間から隠そうとする日本社会の「忖度」ー春画展を日本で開催することを巡って、日本社会特有の「ゆがみ」や「おかしみ」が浮かび上がる様を描いた、大変意欲的な映画作品です。

あなたは「春画」をどう考え、どう捉えるでしょうか。

開催概要

関連シンポジウム 「春画のタブーと受容の変遷」

日時:2019 年 12 月 7 日(土)13:10~ 映画上映終了後
会場:神戸アートビレッジセンター KAVC シアター
ゲスト:石上阿希(国際日本文化研究センター特任助教)
園田寿(甲南大学法科大学院教授 弁護士)
対象:「春画と日本人」同日 13:10~上映回をご覧になられた方(※但し、18 歳未満入場禁止)

【同時開催】
文化記録映画「春画と日本人」関連企画
はじまりのみかた Vol.4 「はじめての春画 ー春画と女性たちー」

→詳細はこちらから

ゲストプロフィール

石上阿希(いしがみ あき)
2008年、立命館大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期課程修了。博士(文学)。文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)、大英博物館アジア部日本セクションプロジェクトキュレイター、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員を経て現在国際日本文化研究センター特任助教。
単著に『日本の春画・艶本研究』(2015年、平凡社)、『へんてこな春画』(2016年、青幻舎)、編著に『西川祐信を読む』(2013年、立命館大学アート・リサーチセンター)。2010年に「近世艶本総合データベース」(www.arc.ritsumei.ac.jp/ehon/)を公開。2015年国際浮世絵学会新人賞受賞。

園田寿(そのだ ひさし)
1952年生まれ。関西大学大学院修了後、関西大学法学部講師、助教授をへて、関西大学法学部教授。2004年からは、甲南大学法科大学院教授(弁護士)。専門は刑事法。ネットワーク犯罪、児童ポルノ規制、青少年有害情報規制などが主な研究テーマ。現在、兵庫県公文書公開審査会委員や大阪府青少年健全育成審議会委員などをつとめる。主著に『情報社会と刑法』(2011年成文堂、単著)、『インターネットの法律問題-理論と実務-』(2013年新日本法規出版、共著)、『改正児童ポルノ禁止法を考える』(2014年日本評論社、共編著)、『エロスと「わいせつ」のあいだ』(2016年朝日新書、共著)など。趣味は、囲碁とジャズ。