• 演劇・ダンス
  • ニューあそび場の創造

ニューあそび場の創造 2024年2月「ライトシティー」

参加型リーディング「お話の世界に入りこんでみよう!」を開催しました!

  • Reports
  • 2024.3.31
  • Text: ニューあそび場の創造「ライトシティー」担当スタッフ・平川

ニューあそび場の創造2024年2月「ライトシティー」関連企画の一つとして、宮沢賢治『よだかの星』に登場する生き物になってみる、参加型リーディング企画を開催!
参加者から、好きな生き物やその日見たおもしろい生き物を教えてもらい、その生き物になってみるゲームをしました。
その後、俳優の中村彩乃による『よだかの星』のリーディングを聞きながら、途中で主人公“よだか”をとりまく生き物として登場。
お話を聞くだけでなく、登場人物になってお話にはいりこんでみました!

参加型リーディング「お話の世界に入りこんでみよう!」

日時:2024年2月17日(土)13:30~
担当:中村彩乃
アシスタント:吟醸ともよ

まずは元気いっぱい動いてみよう!

集まった子どもたちは、全員で7人!
みんなの名前を聞いたら、早速体を動かしてみました。
2人組でジャンケンして、負けたら相手の後ろに回って次の対戦相手のもとへ…!
勝ち進んでいくと、1本の電車になりました。

想像力さえあれば、なんでも生み出せる

みんなで体を動かしたあとは、お母さんやお父さんも一緒に円になって「想像」してみる時間に。
まずは、何もないところからボールを生み出してキャッチボールをしました。
小さいボールがどんどん大きなボールになったり、軽いボールがすごく重いボールになったり、重さも形も想像力次第!
そのあとも、何もないところからニワトリを生み出してみたり…。
実物はなくても、みんなで想像しながら動くと、見えないボールやニワトリが動き出しました!

今から、地面が氷に変わります!
ハイッ!今、私たちは氷の上にいます!

次は、想像しながら実際に体を動かしてみました。

大縄跳び!みんなでタイミングを合わせて大きくシャンプ!

そのあとは、山の中に入って、自分がなりたい生き物になりきる!
うさぎや、おおかみ、くま、カメラマンや鬼も登場!?

講師の中村さんの合図で、動物になってみたり、星座になってみたり、行ってみたい場所に移動したり、氷の上に立ってみました!

「体験したことがないと想像が出来ないんだと、ハッとしました。今度、家族でアイススケートに行きます。」

と、子どもと一緒に参加したお母さんが伝えてくれました。

大人が想像していることと、子どもの想像しているものは違う。
知らないことを想像してみることも、知っているから想像できることも、どちらも大切だからこそ、小さい時から様々なものに触れていくことが更なる想像力につながっていくのかなと、参加してくれた子どもたちの成長がとても楽しみになりました。

宮沢賢治『よだかの星』

最後は、宮沢賢治『よだかの星』のリーディング。
中村さんは「さをり」にお着替えして、準備万端。

お母さん、お父さんが見守る中参加型リーディングがスタート!
子どもたちは、WSの中で学んだ想像力を使って『よだかの星』に登場する「動物」「山の景色」「星座」になりきりました。
中村さんも、子どもたちも汗だくになりながら一生懸命「星」になって走ったり、思い思いの動物になって動き回ったり…。

『よだかの星』というお話は、弱い者いじめや外見の美醜による差別の否定といった教訓が込められているので、子どもたちには少し難しかったかもしれないですが、想像したり、思いっきり楽しんだ今回の経験がより豊かな成長につながれば幸いです。

ご参加・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました!

宮沢賢治『よだかの星』:あらすじ

「よだか(夜鷹・ヨタカ)」は、美しい「はちすずめ(蜂雀)」や「カワセミ」の兄でありながら、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。自分が生きるためにたくさんの虫の命を奪っていることに嫌悪して、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。太陽に「お前は夜の鳥だから星に頼んでごらん」と言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。
居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となる。

「よだかの星」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%81%AE%E6%98%9F

「さをり」とは…?

自分の感じるままに、好きに好きに織る手織りです。
織りに自己を表現するというアートとしての手織り。アートである以上、見本もなければ、ミスや失敗というものもなく制約もありません。何を何色でどんな風に織るか、すべて織り手本人に委ねられているのです。
しかし、自由である=簡単というわけではありません。
我々は日頃から常識や既成概念という枠の中で生活しています。知らず知らずのうちにそれらの影響を受けて、何かに捉われていることが多いものです。その中で「自分」をありのままに表現することはある意味で難しいとさえいえるのです。

「さをりの森」https://www.saorinomori.com/saori