04オパンポン創造社
撮影:河西沙織 (劇団壱劇屋)
「オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜」
短編3作品で紡ぐオムニバス公演
「オパンポン★ナイト~ほほえむうれひ~」。
全作品会話劇でお届けする静かに騒ぐ短編集。
①サンセット
僕らは笑う、くだらない、いつまでも続く与太話で。
ボタンはそんな彼らを見つめてる。これは僕や貴方の日常。
初演:2019年
②てんびんぼう
オリンピックを目前に迎えた日本の片隅で語られる、
世界を巻き込むほどに壮大にして、小さな恋の物語。
僕らは、誰を想えば平衡を保てたんだろう。
初演:2020年
③bikeshed
とある料理人と、その最後の客となった男との明るい人生相談室。
男の提案する明るい人生プランは途絶えることなく、黄昏を迎えた。
他に語るべきことがあったはずなのに。
新作
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、オパンポン創造社「オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜」の開演時間を一部見直すこととなりました。上開演時間の変更に伴い全てのステージが20時までに終演いたします。(上演時間90分)
☆終演後アフタートークゲスト:戌井昭人(鉄割アルバトロスケット)
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前
※入場制限:未就学児童
※会場のお客様用エレベーター工事中のため、車椅子など階段での移動が難しいお客様は事前にお知らせください。
身も心もハダカで伝える、熱くひたむきな人間讃歌。
局部だけを隠した全裸姿で、劇場狭しと暴れ回る姿が、関西演劇界の名物となっている、オパンポン主宰の野村有志。しかし近年は劇作面でも、たて続けに数々の演劇賞を受賞するなど、一躍時の人となっている。登場人物たちが感情のままに泣いて叫んで笑い、最後には「もっと明るく生きようぜ」と寄り添ってくる。そんなまっすぐな人間ドラマが、何かと「空気読め」の一言で本音を抑え込まれがちな、若い世代に改めて刺さっているのだろう。令和を生きる人々よ、オパンポンを観て解放されよ、そして裸になろう。(但し、隠すべき所は隠して)
text by 吉永 美和子
撮影:勝山修平(彗星マジック)