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ニューあそび場の創造 2023年9月

新開地解開新所

2023年9月1日(金)10月1日(日)

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新開地リサーチ&アーカイブ・プロジェクト。
壁いっぱいの白地図に増えていく、新開地の雑多で暖かい記憶。
そして、歴史、地理、文化、風俗、習慣、
どこを切っても面白い新開地の地域資源を多角的に見つめる、
まちあるきとレクチャー&ワークショップ。

 「ニューあそび場の創造」9月は、「新開地解開新所|しんかいちかいかいしんしょ 」と題して、新開地をリサーチするプロジェクトを始動させます。

 今回、紐解いていくエリアは、新開地を語る上では欠かせない、北は菊水町から南は東川崎町までを占める「旧湊川」。まちを歩くことで見えてくる発見の数々、知らなかった事象、面白い小話は好奇心と興味を刺激する「あそび」へと繋がっていきます。

 探検気分を味わいながら、知らないまちの面白さに触れてみませんか。

【企画・監修】
森本アリ(旧グッゲンハイム邸)

\ 森本アリからコメント /

新開地のリサーチ&アーカイブ・プロジェクト。

 壁いっぱいの白地図に増えていく、新開地の雑多で暖かい記憶。そして、歴史、地理、文化、風俗、習慣、どこを切っても面白い新開地の地域資源を多角的に見つめる、まちあるきとレクチャー&ワークショップ。

 ほんの100年ちょっと前は川と土手だった。旧湊川を埋め立てた跡地に生まれた「新開地」。1910年代には数多くの活動写真館、劇場、寄席が建ち並び、「東の浅草、西の新開地」とまで称された。今もめちゃくちゃ面白い界隈で「B面の神戸」なんて呼ばれることも多いけど、A面B面、ウラもオモテも、酸いも甘いも、商店街も路地も、ひとくせある面白いが詰まった新開地をひたすら歩いて体で感じる。そんな体験の玉手箱。

〈プロフィール〉
森本アリ|モリモトアリ

技術のないことを武器に音楽の敷居を下げ続ける音楽家。神戸の西の小さな町、塩屋の海辺の洋館「旧グッゲンハイム邸」の管理運営。
「シオヤプロジェクト」を通じて塩屋という小さな町を文化的に遊ぶ、写真集、カルタ、アートブック、まちあるき、歩き回り音楽会、地図、トーク、マルシェ…一般的には「まちづくり」「まちおこし」と呼ばれることをやってるみたい。嫌いな言葉は「まちづくり」「まちおこし」。著書に『旧グッゲンハイム邸物語』がある。

「新開地解開資料室」

湊川・新開地のいま・むかし。写真、雑誌や新聞の切り抜き、手紙、広告、地図・・・。
みんなが知らないあんなことこんなこと。好きだったあんなことこんなこと。大きなスクラップブックみたいな地図を作って、そしてその周りにみなさんの記憶を集めたい。
だれでも・なんでも・アーカイブ。

日時

9月1日(金)~10月1日(日)10:00~22:00
火曜休館

会場

新開地アートひろば 1F・1room

入場料

無料

募集

個人的な記録。
お店・学校または工事や建物や街並みなどの大きな・大勢の記録。
あらゆる雑多と思える記録。

お持ちいただいた大事な資料はデータで保存、またはコピーをしてすぐにお返しします。
1roomに現れる大きな白地図に貼ったり、展示スペースに置いたりと、
期間中にどんどん「新開地解開資料室」を更新していきます。

「勝手にまち探訪 旧湊川を探る」

案内人:松村真人

レクチャー/まちあるき

新開地はほんの100年ちょっと前は川だった。自然を曲げ川を埋めて、繁華街や公園ができた。川の跡を辿りながら、この巨大なパノラマの迷路を楽しもう。

日時

9月2日(土)10:00集合 17:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き)

※要事前申込

定員

20名程度

〈プロフィール〉
松村真人|まつむらまさと

フリーライターの都市鑑賞家。炭鉱街の消えゆく風景を皮切りに、街の景観を交通や都市計画の変遷から紐解く。TV番組やトークイベントで都市観察の解説を続けている。未完成に終わった道路や鉄道、都市計画を追っている。2011年より商業誌で執筆、2020年に単著「走らなかった鉄道未成線を追う」を出版。

勝手にまち探訪 旧湊川を巡る の詳細はこちら!

「角打ち巡礼」

案内人:芝田真督

レクチャー/まちあるき/角打ち

大衆食堂、立ち呑み、角打ち……。神戸下町文化の巨匠からその真髄をレクチャーしていただき、素人にはハードル高めの「角打ち」の洗礼を受ける。

日時

9月7日(木)14:00集合 18:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き|飲食代実費)

※要事前申込

定員

10名程度

【8/4追記】「角打ち巡礼」は予定申込受付数に達しました。

〈プロフィール〉
芝田真督|しばたまこと

かつては、大阪の会社で働く傍らパソコン通信、PC-VANのグルメ天国等で活躍。コンピュータ書籍や神戸の下町グルメの執筆を経て、現在は大衆食堂、酒場、喫茶店などに関する情報を発信。主な著書に「神戸ぶらり下町グルメ」「神戸立ち呑み八十八カ所巡礼」「神戸懐かしの純喫茶」などがある。電子情報通信学会正員、日本ペンクラブ会員。

角打ち巡礼 の詳細はこちら!

「新開地カルタをつくろう」

進行:西島陽子、森本アリ、柿本康治

ワークショップ/無料

新開地はクセのある街。その今昔、いろんな「もの」や「こと」でカルタの読み札を作ってみよう。カルタ作りの第一回目は、アイデア出しの回。

日時

9月9日(土)14:00~16:00
途中参加・途中抜けOK

参加料

無料

会場

新開地アートひろば 1F 1room

〈プロフィール〉
西島陽子|にしじまようこ

縁あって2005年、生誕100周年を迎えた新開地の広報PRに就任。まちの情報発信や、企画ディレクションを担当。バスガイド姿でガイドを務めた女性限定「ザ・シンカイチツアー」はまちの名物に。現在はフリーランスとして新開地やマルシン市場などのPRに携わるほか、兵庫区「ひょうご観光ボランティア」事務局。湊川隧道部副部長。

柿本康治|かきもとこうじ

編集者。神戸市東灘区生まれ。東京にてイベント・出版業に携わった後、2020年に宝塚市へ移住。塩屋の旧グッゲンハイム邸のシェアオフィスに通いながら、神戸を拠点にフリーランスで編集・執筆の活動を行う。アートブックを中心とした小出版レーベルを立ち上げ、土地や人に寄り添ったチーム編成で本づくりをしています。

新開地カルタをつくろう の詳細はこちら!

「純喫茶と路地裏」

案内人: 踵印製作所

レクチャー/まちあるき

空間、装飾、店主の人間的な魅力、素敵なメニュー、古くからある店、新しい試み。めくるめく純喫茶の世界と路地裏歩きを楽しむ贅沢なひととき。

日時

9月10日(日)10:00集合 17:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き|飲食代実費)

※要事前申込

定員

10名程度

【8/10追記】「純喫茶と路地裏」は予定申込受付数に達しました。

〈プロフィール〉
踵印製作所|かかとじるしせいさくじょ

踵印ってナニ?!って思いました?こんにちは、踵印製作所です。我々はいろいろなジャンルで活動しているメンバーが、ひょんなことから集まりだした1つのカテゴリーに縛られない多方向型創造集団です。どこヘ向かっているかはわかりませんが、共通していることは「なんでも面白がっちゃうぞ!」ってことでしょうか。

純喫茶と路地裏 の詳細はこちら!

「在りし日の映画館を探して」

案内人:田中晋平、安田謙一

レクチャー/まちあるき

全盛期には20以上の映画館が軒を連ねた新開地本通り。戦争や映画文化の衰退によって今は消失した、かつての映画館の在りし日の姿に想いを馳せる。

日時

9月14日(木)10:00集合 17:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き)

※要事前申込

定員

20名程度

【9/4追記】「在りし日の映画館を探して」は予定申込受付数に達しました。

〈プロフィール〉
田中晋平|たなかしんぺい

香川県出身。神戸映画資料館研究員。41歳。共著に『神戸と映画 映画館と観客の記憶』(神戸新聞総合出版センター)などあり。神戸の映画館や自主上映活動の歴史を調べ、映画館マップを作成したり、街歩きをやってます。

安田謙一|やすだけんいち

神戸市出身の、ロック漫筆家。61歳。著書に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、『神戸、書いてどうなるのか』(ぴあ)「ライブ漫筆」(誠光社)などあり。新開地の映画館と深いつながりがあることをつい最近知りました。

在りし日の映画館を探して の詳細はこちら!

「ロケ地探訪」

案内人: 神戸フィルムオフィス

レクチャー/まちあるき

新開地エリアの文化遺産的な佇まいが、ロケ地として数々の映画を彩っています。フィルムオフィスの活動紹介、作品紹介に加え、実際のロケ地を巡る。

日時

9月16日(土)10:00集合 15:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き)

※要事前申込

定員

20名程度

【9/4追記】「ロケ地探訪」は予定申込受付数に達しました。

〈プロフィール〉
神戸フィルムオフィス|こうべふぃるむおふぃす

神戸における映像作品の誘致と支援を行う、「神戸市のフィルムコミッション」として2000年9月に設立。これまでに支援した作品は3500件を超える。活動を通じて、街の魅力の再発見、観光客の増加、市民のシビックプライドを高めることなどを目指している。2022年神戸新聞平和賞を受賞。

ロケ地探訪 の詳細はこちら!

「私の好きなあんなことこんなとこ」

案内人:宇佐蔵べに

レクチャー/まちあるき

マルチアイドル宇佐蔵べにによる新開地周辺での活動紹介とともに、その新鮮な目線を借りて彼女の好きな新開地周辺のあんなとここんなことを見て回る。

日時

9月18日(月・祝)14:00集合 18:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,000円(レクチャー付き)

※要事前申込

定員

20名程度

〈プロフィール〉
宇佐蔵べに|うさくらべに

“うさべに”こと宇佐蔵べに。マルチアイドル。現在はソロプロジェクトを中心に、グラフィックデザイン、振付、レコードでのDJなど活動は多岐にわたり、2020年には自身のブランド「NARUHESON;S」の実店舗を神戸にオープンさせ、ショップオーナーとしてもエネルギッシュに活動中。

私の好きなあんなことこんなとこ の詳細はこちら!

「まちと銭湯の話」

案内人:松本康治、別所正章

レクチャー/まちあるき

一番多かった1960年代には兵庫区だけで70軒、今は8軒になってしまった銭湯。この素晴らしき大衆文化のこれまでとこれからを考える。

日時

9月23日(土)14:00集合 18:00頃解散
集合場所:新開地アートひろば1F

参加料

1,010(せんとう)円(レクチャー付き|入浴料実費)
※要事前申込

定員

20名程度

【9/4追記】「まちと銭湯の話」は予定申込受付数に達しました。

〈プロフィール〉
松本康治|まつもとこうじ

1962年、大阪府出身。出版社勤務を経て、1987年に個人出版社「さいろ社」設立。現在、神戸市在住。銭湯を勝手に応援するボランティア活動をいろいろ展開中。『旅先銭湯』シリーズ編著・発行人(最新刊「旅先銭湯⑤特集:風呂まえ食堂、湯あがり酒場」発売中)。朝日新聞デジタルマガジンで『ニッポン銭湯風土記』を連載中。

別所正章|べっしょまさゆき

1972年生まれ。広告会社勤務。大学進学を機に神戸に。
商店街や市場のある町をうろうろするのが好きな、一介の銭湯&安酒場ラヴァー。
自宅本棚に「神戸」「銭湯」「立ち飲み」のコーナーを作ってにやにやしている。
貧乏だから器用なのか、器用だから貧乏なのかを研究中。
好きなおつまみは、ナポリタンとメニュー表。

まちと銭湯の話 の詳細はこちら!

「ちいきいと35 血煙新開地 篇」

出演:六條進、赤木燎、前畑温子、西島陽子
司会:岩淵 拓郎、平野 陽子
DJ:ねこしゃん

地域系写真大喜利/トークイベント/無料

神戸発、ジモトとジモトがシノギを削る、地域系写真大喜利バトル。
35回目は湊川新開地地区を4エリアに分け激突。
新開地頂上決戦。

日時

9月24日(日)15:00~17:30

入場料

無料

会場

新開地アートひろば 2F ホール

ちいきいと35 血煙新開地篇 の詳細はこちら!

「集まった新開地のあれやこれやから考える」

進行:西島陽子、森本アリ、柿本康治、

ワークショップ/無料

会期中に様々な新開地資料を収集します。これは貴重な地域資源そして生活文化、町の形、記憶の記録。集まったあれやこれやから考える「何ができる?」大風呂敷を広げてみよう。

日時

9月30日(土)14:00~16:00
途中参加・途中抜けOK

参加料

無料

会場

新開地アートひろば 1F 1room

集まった新開地のあれやこれやから考える の詳細はこちら!

申込方法

ワークショップ以外は事前申込制です。
電話または予約フォームからお申込みください。
申込み開始日|7月30日(日)18:00~

TEL:078-512-5500
予約フォーム:https://forms.gle/pEcg5avgeZWd7ZXT9

各イベントの受付は開始時間の30分前より。

【主催/お問合わせ】

新開地アートひろば(旧称:神戸アートビレッジセンター(KAVC))
(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)

〒652-0811 神戸市兵庫区新開地5-3-14
TEL:078-512-5500 / FAX:078-512-5356
MAIL:event-info04@s-ah.jp

開館時間:10:00~22:00(火曜休館)
担当:赤木

助成:一般財団法人 地域創造
企画協力:シオヤプロジェクト
図版協力:神戸絵葉書資料館

グラフィックデザイン:4S DESIGN、小山直基