このページでは、新開地アートひろばの前身である、
神戸アートビレッジセンター(KAVC)の紹介、
および企画・主催した自主事業、共催事業に関する情報を紹介しています。
About KAVC
このページでは、新開地アートひろばの前身である、
神戸アートビレッジセンター(KAVC)の紹介、
および企画・主催した自主事業、共催事業に関する情報を紹介しています。
神戸アートビレッジセンター(KAVC)は、1996年4月17日に神戸市が設置・開館した複合文化施設です。施設リニューアル工事のため2022年10月より休館した後、2023年4月1日より、施設名称を新開地アートひろばに変更したことから、2023年3月31日をもって、27年間に渡って続いてきたKAVCとしての施設運営を終えました。
KAVCは、阪神・淡路大震災直後の1996年に開館して以来、「神戸らしい文化芸術の創造・発信拠点」として、文化芸術によるまちの活性化と若手芸術家の育成を目指し、演劇・ダンス/美術/映像/音楽など、多彩なアートジャンルを扱った独自の企画を開催してきました。
例えば、美術分野では、長年アーティストと密に連携した展覧会づくりを重視し、枠にとらわれない表現の可能性を追求する展覧会を数多く企画。演劇・ダンス分野では、約230席というホールの施設規模を活かした、意欲的かつ挑戦的なパフォーミング・アーツ作品の発表機会を多く創出してきました。また、映像分野では、「KAVCシネマ」として独自の上映ラインアップで定期上映を開催し、いわゆる”ミニシアター”としての側面を担ってきました。
こうした開館からの27年間の歩みは、現在、新開地アートひろばとしての施設運営へと繋がっています。
新開地のまちづくりの目標である「伝統と現代の遊びがあるまち・世代を超えて親しめる安心できるまち・いろんな人が住む新下町づくり」のなかで、新開地がかつてもっていた、文化・芸能の本拠地としてのイメージを、現代的な形で復活・発展させ、まち全体が神戸の文化創造の拠点になる「育ち・ふれあうアートのまち」にしていくことを目指して、平成3年に制定されました。
施設の頭文字を取った愛称「KAVC(かぶっく)」は、歌舞伎の語源ともなった″自由奔放にふるまう″などの意味がある「傾く(かぶく)」に由来しています。今でこそ古典芸能の一つとされる歌舞伎も、江戸時代初期は”文化のニューウェーブ”として、当時の若者、洒落者(しゃれもの)にもてはやされた存在でした。
神戸アートビレッジセンターも、文化芸術のニューウェーブを発信する拠点として「傾く(かぶく)=「KAVC(かぶっく)」存在でありたいという想いを込めて、この愛称が名付けられました。
2017年4月から2022年10月まで、公益財団法人 神戸市民文化振興財団が指定管理を行った期間に、神戸アートビレッジセンター(KAVC)が企画・主催した自主事業、および共催事業に関する情報がアーカイブされています。
広報誌「ART VILLAGE VOICE」は、KAVCが発行していた機関誌です。1996年の開館から2022年3月に発行を終了するまで、26年の間に100号まで発行が続きました。ここでは、2018年3月~2022年3月の間に発行した17号分(Vol.84~Vol.100)をPDFでご覧いただけます。