日々の生活に、小さいけれど確かに痛い “骨”を突き刺す三人組。
魚の小骨は、用心して食べてる時には引っかからない。ただ美味しく食してる 時に限って、突然ノドの奥で存在を主張してくる。人間の孤独感や欠落感も同 じだ。それを強く意識している時よりも、平穏と思った日常の中で、ふと「あ、 私もしかして孤独?「」これが欠けているかも」と引っかかった時の方が、深いダ メージを食らうのだ。そんな風に、油断した日常にバシッとパンチを食らわせて くる世界。気をつけろ。奴らは小さいようで、結構な骨太だ。
text by 吉永 美和子
開催概要
KAVC FLAG COMPANY 2021-2022
小骨座「知らんやつら」
作・演出:
浜間空洞
出演:
三ヶ日晩、浜間空洞 (以上小骨座)、 安部洋花、宇垣サグ、大路絢か、能登翔子、まえかつと(コトリ会議) 吉田凪詐
公演スケジュール:
12/17(金)18:00
12/18(土)14:00/18:00 ★
12/19(日)11:30●/15:30
※受付・開場は開演の40分前
★アフタートークあり(KAVC主催):ゲスト 川浪ナミヲ(劇団赤鬼)
●アフタートークあり:ゲスト大熊隆太郎(壱劇屋)
関連ワークショップも同日開催!詳細はこちら
料金:
一般前売:3,000円
高校生※要証明:2,500円
当日:3,500円
小骨割:小骨を持ってくると 100 円割
プロフィール
小骨座
大阪を拠点に活動する浜間空洞、三ヶ日晩、伊達江李華の3人からなる団体。
細かなやりとりで人と人の関わりを描く三ヶ日と、音楽と派手なパフォーマンスを使ってリアルとフィクションの境界線を超え、物語と観客を繋ぐ浜間の、2人の作家が居る。
全員がデザインをし、音楽、小道具、web、などそれぞれの得意分野を作品に反映。
3人が架空のフライヤーを作成し、一般投票によって次回公演作品とフライヤーを決定する「架空のフライヤー展」を実施。
劇団HP:http://koboneza.starfree.jp/
劇団コメント
はじめまして、大阪で何かしらの創作活動をする集団の小骨座と申します。今作は2020年のゴールデンウィークにネット上で開催した「架空のフライヤー展」において観客投票で選ばれた作品です。A4サイズ表裏で2枚分のチラシデータでしかなかった「知らんやつら」という作品がいま徐々に実体を伴い始めていて、なんだか不思議な気持ちです。今回の公演では、知らん人たちが集まって作品を取り囲み、ないものをあるものに変えていく、そんな空間をお届けしたいと思っています。