2017.07.20
神戸アートビレッジセンターで上映中の映画「SHIDAMYOJIN」の監督、遠藤ミチロウさんがご来場され、舞台挨拶を行いました。
ご自身の故郷である二本松市には、隣町である浪江町から避難して仮設住宅で暮らしている人たちが大勢おり、人や場所だけでなく、文化まで被災してしまった。
そこで避難者の方たちから地域の文化の代表である“盆踊り”をしてほしいと要望を受けたことが今現在の活動のきっかけとなったそうです。
被災地で祭りをやっていいのかとも考えられたそうですが、原発や除染についてなどの知識を学び、また、活動する中で出会った志田名地区の方々との交流についてもお話頂きました。
ミュージシャンであるミチロウ監督は、盆踊りで使用される民謡について、民謡をそのまま歌うのではなく、内容(歌詞)を自分たちに近づければリアルなものになるのではと考えて曲を作られたそうです。
作った曲を聞いてもらうとお年寄りの人たちは「音が民謡だ!」、若者たちは「内容が面白い!サウンドも面白い!」との反応が!
そして、多くの人が楽しむ民謡ができあがったそうです。
ミチロウ監督は、「でき上がった盆踊りが浪江町、志田名から発信していけるものになる」とおっしゃっていました。
舞台挨拶終了後は、サイン会が行われ、ご来場のお客様と交流をされていました。
ミチロウ監督、ご来場の皆様ありがとうございました。