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KOBE CINEMA PORT フェス キックオフイベント「ミニシアター コソコソ内緒話」を開催しました!

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  • 2019.9.15

今年も、神戸のミニシアター4館合同企画 KOBE CINEMA PORT フェス が始まりました!

フェス開幕日の9月1日(日)には、フェスに参加する4館のミニシアター支配人が集合し、お客様からのアレコレに答える「ミニシアター コソコソ内緒話 〜聞いてみたかったアレコレお答えします!〜」をキックオフイベントとして開催しました!

登壇したのは、
神戸アートビレッジセンター・岡本酉子さん
パルシネマしんこうえん・小山岳志さん
Cinema KOBE・木谷明博さん
元町映画館・林未来さん
の4名です。

KOBE CINEMA PORT フェスでの支配人トークイベントは今回が初の試み。
数日前に行った打ち合わせでは「登壇者の人数よりお客さんが少なかったらどうしよう」という心配の声もありましたが、予想をはるかに上回る人数のお客様にご来場いただき、スタッフ一同驚きのスタートとなりました。

司会者による各支配人紹介のあと、事前にSNSなどで募った質問をもとに早速トーク開始。
いただいた質問と支配人たちの回答をいくつかご紹介します。

Q.各館の上映作品の傾向は?

◎神戸アートビレッジセンター
新作上映館。映画館の他に演劇ホールやギャラリーがある文化施設ということもあり、美術や演劇に関するドキュメンタリーも上映。年に二回ほど、映画史に残る監督や作品をテーマに特集上映も企画している。

◎元町映画館
新作上映館。名作からカルト映画までジャンルレス。特に日本のインディーズ映画の上映に力を入れている。ドキュメンタリー映画も多数上映。

◎Cinema KOBE
封切りが終わった作品を二本立てで上映。いわゆる“二番館”と呼ばれる名画座で、主にアクション・ホラー・サスペンスなどの作品を上映。スクリーンが2つあり、全国でも3館しかやっていないフィルムでの成人映画上映も。

◎パルシネマしんこうえん
Cinema KOBEに同じく封切りが終わった作品を上映する名画座。歴史ものや恋愛ものをテーマに合わせ二本立てで上映。オールナイト上映も行っている。

Q.「その映画、うちで上映したかった!」と思うことはある?

◎神戸アートビレッジセンター
特集上映は似た企画が東京で先に行われていることがあるので、少しテーマや切り口を変えるなど工夫をしている。

◎元町映画館
1スクリーンの劇場のため、数多くのオファーから取捨選択をしている。インディーズ作品を応援しているので、まだあまり知られていない監督の初期作品からロードショー上映をしているが、監督が有名になるにつれ大きな映画館で上映されるようになったり、嬉しい反面少しさみしい気持ちになることも。

◎Cinema KOBE
二番館は封切りの終わった作品から上映するものを選ぶ。封切りが終わるタイミングや他館との兼ね合いも見ながら作品を選んでいる。

◎パルシネマしんこうえん
近隣の名画座であるCinema KOBEとはジャンルも少し違うため、作品が被ることはあまりない。

ちなみにパルシネマとCinema KOBEは、先代の頃はバチバチ(!?)だったそうで近い距離で同じ作品を上映していることもあったのだとか。
今ではお互いに「この作品はどうする?」という話し合いを行うこともあるそうです。

Q.各館それぞれの夢や、この4館でこれから挑戦したいことは?

◎神戸アートビレッジセンター
KAVCは神戸市の施設ということもあり少し堅い印象を持つ人も多いので、朝から晩までKAVCで映画を観られるようなリラックスできる空間づくりを心がけたい。日常的にそのような空気を作れたらもっと良い劇場になれるのではないかと思う。

◎元町映画館
いま関西の劇場は連携がかなり取れていると感じている。今回の4館合同フェスも含め、自分のやりたいと思っていたことがかたちになっている。
1館でできることは限られているし、お客さんを取り合うほど映画を観に来る人が多くなく、映画館も多くない現状を見ると、“点で見せるより面で見せる”ということが色んな人に知ってもらう機会になるのではと考えている。

◎Cinema KOBE
簡単にできることではないが、今回の4館だけではなく地域の他の映画館とも連携し何かできたら面白い。以前神戸で開催された35mmフィルム映画祭のようにミニシアターからシネコンまで協力しあってイベントを行うことは珍しく、そのような映画館同士の繋がりが神戸の強みだと思う。

◎パルシネマしんこうえん
支配人になってから4年ほど経ち、オールナイト上映や大晦日だけのイベント上映などを行ってきた。オールナイト上映は流れに乗ってきたと感じるため今後も継続していきたいが、夜では観られない方もいるため日中に行うオールデイ上映もやってみたい。あとはコソコソ内緒話でもまだ話せないことを考え中。

神戸の映画館は基本的に徒歩で巡れるので劇場間のハシゴがしやすい特徴があり、そういったことをもっと大きな声で伝えていくことで神戸で映画を観る楽しさを知ってもらえるのではないか、というお話も。他にも「黒ずくめの組織に連れ去られて孤島に監禁されたらどうする?」という謎の質問もあり、支配人たちの人柄あふれるトークに会場は終始笑いに包まれました!

イベント終盤には、フェスチケットが当たる抽選会も開催!こちらも大盛りあがり。
支配人それぞれがクジを引き、4名の方にフェスチケットをプレゼントしました。

今回のトークで特に印象的だったのは、神戸は映画館同士の繋がりが非常に強く、且つそれが全国的にも珍しいということ。
お客様からも「こんなに劇場同士の繋がりがあるなんて知らなかった」との感想を多くいただき、今のこの環境が当たり前ではないことを改めて感じました。

「コソコソ内緒話」ならではの劇場ウラ話や、よりよい映画環境をつくっていきたいという支配人たちの思いが伝わる有意義な時間になったのではないかと思います。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

そして、KOBE CINEMA PORT フェスは9月いっぱいの開催です。
詳しくは特設サイトを要チェック!

映画にグルメに盛りだくさんです!!
この機会に神戸を巡り、ミニシアター4館を全制覇してみてはいかがでしょうか?
映画館でお待ちしています!

(アシスタントA)