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《KAVC Music Line“STATION”vol.2 音響生態楽》 その1「スマホで録音!街の音を探そう」 レポート

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  • 2018.2.19


2018.02.19
街の音で音楽をつくる「音楽生態楽」。
その1回目のワークショップ「スマホで録音!街の音を探そう」が終了しました。
講師は音楽家、研究者、キュレーター、大学教員と様々な顔を持つ檜垣(ひがき)先生。

まずは、今回のワークショップで使うアプリの使い方と、街の音の探し方、録音のコツを教えていただきました。
アプリは初めての方でも、本当に簡単に使えます。
録音は、音源にマイクを近づけて、無駄な音が入らないようにするのがコツです。

街の音は、3つのテーマに沿って探していきます。
(1)「新開地をたたく」
例えば街灯や壁などを、そっと、叩いて音を出します。手で叩く、木製のバチで叩く、金属の棒で叩く。それぞれ音色が違って聞こえます。
(2)「新開地を歩く」
ハイヒールの靴音、台車の車輪が石畳を通る音、アスファルト上を歩く音、砂地を歩く音。いろいろな音がありました。
(3)「新開地の音楽」
これぞ新開地!という音を探します。新開地には、ゲームセンターやパチンコ、ボーリング場など音の出る場所が多いです。
卓球場もありますし、電車も通りますし、商店街からは音楽が流れています。どれが「これぞ新開地!」な音かしら?

30分程度、街で音を探したら、次はその中から、自分の一押し録音を決めて、発表します。
大きなスピーカーに接続して、みんなで聞いてみました。
普段なら耳にも入ってこない音たちが、全く違う音源として聞こえてきます。
例えば、ある店舗の換気扇の音は、まるでリズミカルなドラムのようで、地下街の音には空間の広がりを感じさせる響きがありました。

最後に、アプリを使って簡単な曲の作り方を教えてもらいました。
範囲を選択して、ループする、空白を入れれば、さらに新たなリズムが生まれます。本当に簡単で、ついつい熱中してしまいます。
次回のワークショップでは、これら音の「素材」をもとに、音楽セッションをします!
スマホが苦手でも大丈夫!楽譜が読めなくても問題ありません!
みなさんのご参加をお待ちしています。

次回ワークショップ
3月21日(水・祝)14:00-16:00頃
「スマホでできる!街の音で音楽セッション」
参加費:一般1000円、高校生以下・かぶっクラブ会員500円
詳しくは、こちらもご覧ください
https://www.kavc.or.jp/events/1971/