2019年12月7日、KAVCシネマで上映を行っていた「春画と日本人」に合わせ、「はじめての春画-春画と女性たち-」を開催しました。
今回講師を務めていただいたのは、国際日本文化研究センター特任助教の石上阿希さんです。
今回の講座は女性限定で行いました。
入門講座として、春画の基礎や女性と春画の関係についてなど、映画と合わせて、春画の理解がより深まるような内容になっていました。
受講者の方からは、「初めて知ることが多くて興味深かった」という声や、「自分で調べただけではわからないことを知れて良かった」との声が多くありました。
こうした声を聞いていると、本来されるべき議論が「春画だから」という理由でなされてなかった、またその機会が少なかったんだと実感します。
春画を取り扱った展覧会の実現が難解した例があるなど、鑑賞する場所や人によって捉え方が違う春画。こうした講座をきっかけに、春画に対する議論の場が広がっていくと良いですね。
ご来場いただきましたみなさま、講師の石上先生、ありがとうございました!
(美術アシスタント:中川)