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みのまわりをアーカイブする「じぶんZINE」をつくろう!《KAVCスタッフ中川の場合》

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  • 2020.2.23

3ヶ月に1回、季刊で発行している広報誌「ART VILLAGE VOICE」。7月上旬に発行したVol.93は、誌面制作期間が新型コロナウィルス感染拡大に伴う自粛期間と重なったため、特別編として制作し、これまでKAVCで開催してきたワークショップシリーズの番外編として、自宅でできるワークショップを紹介しました。
Web版はこちら!

今回は、KAVCスタッフが、画家・イラストレーターの田岡和也さん発案のワークショップ「みのまわりをアーカイブする『じぶんZINE』をつくろう!」を実際にやってみました!

最近引っ越しをしたというスタッフ中川は、ずっと気になっていた”あるもの”を集めて「じぶんZINE」を作ったとのこと!制作過程のレポートをお届けします。

こんにちは。スタッフの中川です。「みのまわりをアーカイブする『じぶんZINE』をつくろう!」を実際にやってみました。5つのStepに分けて「じぶんZINE」の制作過程を紹介します!

Step1:最近の出来事や今の気持ちを紙に書き留める

「みのまわり」というと、ZINEに貼れる物理的なものを一見想像してしまいますが、私はみのまわりにそういうものがなかったので、自分のデスクから一回離れて考えることにして、最近気になっていることや感じたことを振り返ってみました。

テーマ①:“便利さよりも心の治安の良さを求めて引っ越した、高台の家からみえる景色。そういえば、毎日みている風景は同じようで違うなあ。”
テーマ②:“京都の大学に通っていた頃、いろんな場所に行っていたけど、そういえばいつも同じ落書きを見かけて気になっていたなあ。”

いつか誰かに話そうと思っていたことをスマホの写真をみて思い出して、ZINEを2つ作ることにしました。

Step2:みのまわりにある「もの」を集める

スマホで撮りためていた写真を印刷!

①家の景色
事前に貼る写真のサイズを合わせるためにIllustratorで配置。

なんかいい感じになりそうだったのでInstagramのストーリーの機能を使って、日付の文字を入れました。覚えていない日付がすぐ出るので便利。

②落書き
過去の写真をさかのぼり、撮った写真を全部印刷。

テーマ①のZINEとは違い、サイズはバラバラにしました。どこで発見したのかを整理するため、Googleマップのスクショも印刷しました。

Step3:ZINEの土台をつくる

可愛い色で作りました。すぐできました。
ZINE2つしか作らないのに3つ作ってしまったので(なんで?)1つは一緒にZINEを作っていたスタッフ横山にあげました。(スタッフ横山のZINE制作レポートはこちら!)

Step4:土台に集めたものを貼り付けたり、書きこんだりする。

①家の景色
同じサイズでただ見えた景色を淡々とアーカイブしておきたかったので、同じサイズに切って、同じように貼っていきます。

なるべく時系列順に。見開きでそれぞれ景色の表情が変わるように配置しました。同じ日に撮った写真は見比べられるようにしました。

②落書き
Googleマップの地図に合わせて構成。地図を最初に貼って、その後切りとった写真を適当に並べて貼っていきます。

写真を撮った場所や一言も一緒に書きました。とくに深く考えず、デスク周りにあった可愛い色の付箋も貼ったり、脳直で作業しました。

複雑な構成のものをつくらなきゃと勝手に思っていましたが、なんとなく貼ってたら勝手にZINEのようなものができていてびっくりしました。

Step5:貼る(描く)場所がなくなったら、完成!

完成!

テーマ①:家の景色
“便利さよりも心の治安の良さを求めて引っ越した、高台の家からみえる景色。そういえば、毎日みている風景は同じようで違うなあ。”

ほんとに良い家じゃないですか?私はこの家のことを「國破れて山河在り」と呼んでいます。これは夏のZINEになったので、秋、冬、春と定期的に作っていきたいなと思いました。

テーマ②:落書き
“京都の大学に通っていた頃、いろんな場所に行っていたけど、そういえばいつも同じ落書きを見かけて気になっていたなあ。”

ずっと気になっていたものを一つのZINEにまとめることができてよかったです。

私の行動範囲で絶対みかける、まさに「みのまわり」。神戸でもみかけたらすごいな。ネットで調べたら、他にもこの落書きをアーカイブしている人が多数いました。いろんな人にアーカイブさせる力があるって面白い。どこかでみつけたら写真シェアしてください。

ZINE作り、本当に簡単。そして思っているよりすぐ貼る(描く)場所がなくなってしまいます。え?まだまだ貼れるのに!とか、描けるのに!という気持ちです。このZINEを見せながら描ききれなかったことをみてくれた人に話したいです。

《発案者の田岡さんに一言メッセージ》ZINEはコミュニケーションツールになるということがとてもよくわかるくらい、みてくれる人を意識しながら制作していました。私の作ったZINEどうでしょうか?田岡さんの山のZINE40冊もみてみたいです!

(スタッフ横山に載せた写真について話しつつ、見どころをアピール。)

《田岡和也さんよりコメント》

中川さま

ZINE制作頂きありがとうございます。デジタルデータからつくるとは本格派です。
土台の色がパステルカラーでカワイイです。小技がとても効いてますね!
高台から地球のカタチが毎日観察出来るとはなんと贅沢。
ビルの隙間でずっと生活していてもう長い間、地球のカタチを見ていない人々も
わんさかいるでしょうに。いやほんと贅沢ですね~~。
タギング(落書き)を追いかけるの、なんだか探偵になった気分みたいでワクワクします。
自然と街とではほんと全く違った雰囲気の仕上がりになっててカッコいいです。