「KAVC FLAG COMPANY2019-2020」公演 第 7 弾!
あなたが光である限り、私は闇である。
舞台芸術プログラムディレクター・ウォーリー木下氏がセレクトした、関西を拠点に意欲的な作品を発表している7つの劇団による公演を一年を通してお送りするプログラム「KAVC FLAG COMPANY 2019-2020」。
第7弾公演は、プロトテアトル『Ⅹ Ⅹ』(ダブルエックス)。プロトテアトル史上最大人数で描く本作は、光と闇が交錯する、架空の街を舞台に繰り広げられる追憶の劇。劇団の代表で、作・演出を務めるFOペレイラ宏一朗氏は『どこよりも遠く、どこでもあった場所。あるいは、どこよりも近く、何もない。』が第26回OMS戯曲賞の最終候補にノミネートされるなど、今注目の劇作家でもあります。KAVC FLAG COMPANY 2019-2020の最後を飾る本作にぜひご期待ください。
作品について |
山を隔てた隣町では、近く大きなお祭りが行われるらしい。そのためこの街では人が少なくなってきている。
青年は、どこにでもいるようなごく普通の人間だった。 恋をしたり、幸せを夢見たり、希望を持っていた。 街の中で起きたある事件をきっかけに、青年は変わっていく。
彼から延びた影は、ただただ光へと向かい突っ走る。
公演詳細
KAVC FLAG COMPANY 2019-2020 プロトテアトル第九回本公演『Ⅹ Ⅹ』
作・演出 FOペレイラ宏一朗
出演 小島翔太、豊島祐貴|以上プロトテアトル
宇垣サグ(聖なる犬殺し)、大形駿也(ハコボレ)、岡田望、ガトータケヒロ(シイナナ)、香川由依、たろう(PROJECTおふざけチャン。)、鶴隹(演劇研究会はちの巣座)、友井田亮、ナカメキョウコ(エイチエムピー・シアターカンパニー)、浜田渉、片彩眞璃(シバイシマイ)、吉田凪詐(聖なる犬殺し)
会場:神戸アートビレッジセンター KAVCホール
公演日:2020 年 2 月 14 日(金)~ 2 月 16 日(日)
2 月 14 日(金)19:00 ☆
2 月 15 日(土)13:00/18:00 ★1
2 月 16 日(日)13:00/17:00 ★2
※開演の45分前受付開始、30分前開場
※未就学児童の入場は不可
☆…初日割あり
★1…終演後、アフタートークあり
登壇者:中屋敷法仁(柿喰う客)、ウォーリー木下、FOペレイラ宏一朗
★2…終演後、アフタートークあり
ゲスト:大谷燠(神戸アートビレッジセンター館長/DANCE BOX代表)
チケット|
一般:前売 2,800円/当日 3,000円
学生:前売 2,000円/当日 2,500円
高校生以下:1,000円(前売/当日共)
☆初日割(14日19時の回のみ)
一般:前売 2,300円/当日 2,500円
学生:前売 1,800円/当日 2,000円
高校生以下:500円(前売/当日共)
※学生・高校生以下は要証明書
※共通パスをお持ちの方は特設サイトよりご予約ください
スタッフ|
演出助手/有川水紀(プロトテアトル)、皆都いづみ(シイナナ)
ドラマトゥルク/吳光倩
舞台監督/西野真梨子
美術/松本謙一郎
音響/廣岡美佑
照明/幸野英哲(PAC west inc.)
広報/(同)尾崎商店
当日運営/若旦那家康(コトリ会議)
宣伝美術/Mock Mop’s
制作/プロトテアトル
プロフィール
プロトテアトル
「protothéâtre=試作劇場(あるいは試作演劇)」
2013年6月、主宰FOペレイラ宏一朗を中心に近畿大学に通う同級生で旗揚げ。扱う作品に決まった形はないが、人生において普遍的であり、誰しもが共感できる出来事を扱うことが多い。静かでリアルな会話を主とし、観客の過去の思い出や経験を呼び起こす。「借景」に似た作り方をしている。
短編演劇祭「フェスティバル」など、本公演だけでなく独自の企画や、夜間定時制高校を舞台にした作品で学校公演なども行っている。
2015年2月、第四回本公演「ノクターン」がウイングカップ5最優秀賞を受賞。2019年、第七回本公演『どこよりも遠く、どこでもあった場所。あるいは、どこよりも近く、何もない。』が第26回OMS戯曲賞の最終候補にノミネート。
KAVC FLAG COMPANY
舞台芸術分野におけるKAVCの年間プログラムとして、2019年より新たに始める舞台芸術セレクション。アーティストと劇場が協働して多様な舞台表現を生む”創る劇場”を目指し、その基盤をつくるべく本企画を始動します。
初年度となる今回は、舞台芸術プログラムディレクターのウォーリー木下氏がセレクトした、関西を拠点に意欲的な作品を発表している7つの劇団の演劇公演を一年を通しておおくりします。合わせて、批評やトーク、ワークショップなどの関連企画も開催。各劇団の作品を様々な角度から堪能していただけます。
どの劇団も今観ておきたい気鋭の劇団ばかり。一口に”演劇”と言ってもその作品や表現方法は多種多様だと実感していただけるラインナップです。この機会にぜひお気に入りの劇団を見つけてみてください。
特設サイトはこちら https://s-ah.jp/kfc/2019-2020/
〈共催〉