日本画の技法を学ぶとともに、模写を通して創意工夫の魅力を発見する
ミュージアムエデュケーション研究会2018「みんなの学美場」は、明石、神戸、阪神間の美術館や博物館等12の文化施設が連携し、ミュージアムを活用した教育の可能性について考える研究会です。各館の特性を活かして考案された多彩なプログラムを通してみんなで学びあいませんか。作品や資料等の「もの」と「人」とをつなぐ出会いの場として、また学校や社会での教育の場としてミュージアムを活用いただけることを願っています。
その中で、神戸アートビレッジセンターでは、日本画家で東洋絵画修理技術者の山下和也さんを講師に迎え、ワークショップ「日本画をモノマネする」を開催します。日本画の掛軸をあえて違う素材で模写・模造し、見ること、作ること、ズレることの体験を通した新たな発見について、参加者で共有します。
開催概要
ミュージアムエデュケーション研究会2018 みんなの学美場
「日本画をモノマネする」
日時:2018年12月15日(土)10:30〜16:00(昼食休憩あり)
料金:無料
対象:美術館・博物館、文化施設で実施される教育活動に興味のある高校生以上の方でしたらどなたでも
定員:10名
講師:山下和也(日本画家・東洋絵画修理技術者)
申込締切:12月1日(土)※応募者多数の場合は抽選となります。
主催:神戸の文化発信実行委員会
助成:平成30年度文化庁「地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」
講師プロフィール
山下和也(やましたかずや)
日本画家・東洋絵画修理技術者。
1978年大阪生まれ。2003年京都嵯峨芸術大学研究生修了。現在は神戸市塩屋在住。
2016年まで㈱坂田墨珠堂にて文化財修復に従事。2017年SunSui.設立。現在は国宝修理装潢師連盟外部技術登録者。
古典絵画の摸写や文化財修復の経験を活かした絵画制作、ワークショップのほか、他分野とのコラボレーション制作を行う。
個展、グループ展、アートフェアでの作品発表のほか、美術館や海外でのワークショップ、レジデンスなどの活動も行っている。