故ピナ・バウシュが率いたブッパタル舞踊団に、日本人初のダンサーとして20年にわたり参加した市田京美さんをお迎えし、ダンスワークショップを開催します。
ピナ・バウシュがトレーニングに用いたクルト・ヨースのテクニックやピナの作品の振付の実践を通して、市田さんがピナから受け取った大切なものをワークショップを通してお伝えします。
1日3時間のワークショップを3日間に渡り行い、基本的には初心者でも参加可能で、また1日のみでも受講可能なワークショップです。過去にワークショップにご参加いただいた方や、3日間連続受講の方への技術面のステップアップも目的の一つとしています。
一度だけではなく、何度も繰り返すことによって身につくテクニックを通して、身体を動かすための動機や、“踊る”ということの根源的な意味を学び、感じとっていただければと思います。
開催概要
日時:2019年4月27日(土) 、4月28日(日)18:00 ~21:00、4月29日(月・祝) 14:00 ~17:00
料金 3日間通し 8000円、1日のみ 3000円
定員 各日20名程度
講師 市田京美
※30分前から受付開始
※基本的にダンス経験不問です。
※習熟度の関係で、3日間通しての受講をおすすめしております。
【前半】テクニカルクラス※各日とも
ピナ・バウシュの恩師でもあるクルト・ヨーステクニック。
ラバンテクニックを基礎とし、型から入るのではなく身体の中から動きが生まれることを意識し、常に空間を感じながら自己の存在を知る。
呼吸の大切さ、上下左右反対のエネルギーを活かして、ムーヴメントに繋げる。
【後半】アトリエクラス※各日とも
ピナ・バウシュ作品の中からの振り写し。
日常のジェスチャーやアメリカン・インディアンのボディランゲージを取り入れたシンプルな動き。
講師プロフィール
市田京美(いちだ・きょうみ)
大学卒業後、大阪市立中学校教師を1年勤めロンドンへ留学。
ロンドンのランバート・バレエ・スクールに2年間在籍後、ドイツのエッセンにある現フォルクヴァング芸術大学舞踊学科のダンスグループに4年半所属。
1982年ピナ・バウシュ率いる ヴッパタール舞踊団に入団。1998年退団後も2002年までゲスト出演。
それ以降はフランスに移り、トーマス・デュシャトレ・ダンスカンパニーにてバレエ・ミストレスとして活動。日本では2002年以降、定期的に東京・名古屋・神戸等でワークショップを開催。