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KAVC FLAG COMPANY 2019-2020 ももちの世界#5『ハルカのすべて』

2020年2月7日(金) 8日(土) 9日(日)

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「KAVC FLAG COMPANY2019-2020」公演 第 6 弾!
都市の「音」を舞台上に載せる。気鋭の劇作家・ピンク地底人3号が送る新作公演

舞台芸術プログラムディレクター・ウォーリー木下氏がセレクトした、関西を拠点に意欲的な作品を発表している7つの劇団による公演を一年を通してお送りするプログラム「KAVC FLAG COMPANY 2019-2020」。
第6弾公演は、ももちの世界。作・演出を手がけるピンク地底人3号氏は、自分に身近な関係性に止まらず、差別や紛争などの私たちを取り巻く厳しい社会の現実にも果敢に筆を向ける気鋭の劇作家として、数々の賞を受賞するなど注目されています。“都市の「音」を舞台上に載せる”というテーマの本作にぜひご期待ください。

作品について |
本作『ハルカのすべて』で、私は都市の「音」を舞台上に載せたいと思っています。
普段、我々は周囲の音を無意識に選別しています。車の音、電車の音、洗濯機の音、鳥の鳴き声等、毎日のように鳴っているはずの音を実は我々は全く聞いていません。
今回は、それらの「音」を見逃していると仮定します。見逃された音を拾い上げる事で我々の日常を全く別の形で持って提示できればと思っています。
主人公はハルカです。ハルカは都市を歩きます。そして都市によって奏でられた音がハルカの心象風景を描き出します。
ハルカはまた我々の鏡でもあります。都市の音がハルカの身体で反射し、世界(我々)を変えていく、そんな作品をお見せできればと思います。

作・演出 ピンク地底人3号

開催概要

KAVC FLAG COMPANY 2019-2020
ももちの世界#5『ハルカのすべて』

会場:神戸アートビレッジセンター KAVC ホール

日時:2020 年
2月7日(金)19:30
2月8日(土)13:00/18:00 ★
2月9日(日)13:00/17:00
※開演の45分前受付開始、30分前開場
※未就学児童の入場は不可

★…演劇ファン必見のスペシャルアフタートーク!
登壇者:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ウォーリー木下、ピンク地底人3号

チケット|
一般:3,300円
学生:2,500円(要学生証)
当日券:3,500円(一律)
※全席自由席

※共通パスをお持ちの方は特設サイトよりご予約ください

スタッフ|
舞台監督/小野かっこ
舞台美術/久太郎(Anahaim Factory)
照明/葛西健一
音響/Alain Nouveau
演出助手/脇田友(スピカ)
パントマイム指導/白木原一仁(プロデュースユニットななめ45°)
宣伝美術/Chanmi
制作/秋津ねを(ねをぱぁく)

プロフィール

ももちの世界(ももちのせかい)|
2015年にピンク地底人3号のイマジナリーフレンド、桃地 patric 伸弥の作品を上演するための団体として発足。桃地が母国アメリカへ帰国した後は3号がピンク地底人では出来ない作品を上演する場に変化を遂げる。元納棺師という異色の経歴を持つ3号の、如何にして「生きること」と「死ぬこと」を描くかという問いを軸に展開される物語は、2019年『わたしのヒーロー』で第6回せんだい短編戯曲賞大賞、2019年『鎖骨に天使が眠っている』で第24回劇作家協会新人戯曲賞をダブル受賞するなど高い評価を得ている。

KAVC FLAG COMPANYとは

舞台芸術分野におけるKAVCの年間プログラムとして、2019年より新たに始める舞台芸術セレクション。アーティストと劇場が協働して多様な舞台表現を生む”創る劇場”を目指し、その基盤をつくるべく本企画を始動します。
初年度となる今回は、舞台芸術プログラムディレクターのウォーリー木下氏がセレクトした、関西を拠点に意欲的な作品を発表している7つの劇団の演劇公演を一年を通しておおくりします。合わせて、批評やトーク、ワークショップなどの関連企画も開催。各劇団の作品を様々な角度から堪能していただけます。
どの劇団も今観ておきたい気鋭の劇団ばかり。一口に”演劇”と言ってもその作品や表現方法は多種多様だと実感していただけるラインナップです。この機会にぜひお気に入りの劇団を見つけてみてください。
特設サイトはこちら

〈共催〉