絵を描く前段階に目を向け、まずは自分だけの絵具を作るところからはじめてみませんか?
アートのはじまりの見方を提案し、はじまりを味方する講座シリーズ「はじまりのみかた」。
第6弾となる今回は、絵画制作に切り離すことのできない「絵具」に焦点を当てます。
文房具屋や画材屋ですぐに手に入る絵具ですが、それらはどのような原料で出来ていて、どのような工程で作られているのでしょう。
今回のワークショップでは、絵具にまつわる様々な事柄を紹介しながら、まるで料理をするように絵具づくりの工程を体験していただきます。
講師には、絵画材料を研究し、自作の絵具を使って作品制作を行う美術家の加藤巧さんをお迎えします。
参加者全員お菓子つき!
お菓子:Boulangerie Anne(大和家ベーカリーの姉妹店)
※お菓子の材料に、卵、小麦粉、チーズを使用しています。
「はじまりのみかた」とは
文化活動の入口となる様々な事柄に着目し、「体感する」「思考する」「探求する」「創造する」をキーワードに、幅広いジャンルを横断しながら内容を構成した企画です。シリーズを通した受講によって、参加者が文化芸術に親しみ、また自身の生活の中に文化的な視野を育むきっかけとなるような講座を目指します。
開催概要
はじまりのみかた vol.6
絵画材料のおはなし〜絵具をクッキングしよう〜
日時:2020年1月25日(土)13:30-15:30
場所:神戸アートビレッジセンター1Fギャラリー
講師:加藤巧(美術家)
対象:小学校高学年以上
定員:20名(要予約)
参加費:1,300円、かぶっクラブ会員1,000円
講師プロフィール
加藤巧(かとうたくみ)
1984年生まれ。岐阜市在住の美術家。15世紀の絵画技法家・チェンニーノ・チェンニーニの『絵画術の書』の研究を起点とし、現代につながる絵画材料の歴史を紐解きながら絵画を中心とした制作をしている。代表的な発表に、「Seen from a Vehicle」(2015/フィンランド・イイ/個展)、「ARRAY」(2016/the three konohana/大阪市/個展)、「ニューミューテーション」(京都芸術センター)、「タイムライン 時間に触れるためのいくつかの方法」(京都大学総合博物館)などがある。現在名古屋造形大学、成安造形大学にて非常勤講師。
〈過去のワークショップ風景〉