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はじまりのみかたvol.9「フレスコ画を描こう!」ワークショップ成果作品展

2022年1月9日(日)16日(日)

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神戸アートビレッジセンター(KAVC)では、絵画技法のひとつであるフレスコについて学ぶワークショップ「フレスコ画を描こう!」を1月8日(土)に開催しました。
古くから壁画を描く際に用いられてきた絵画技法・フレスコは、建築などで使われる漆喰を下地にして絵を描きます。西洋の教会に描かれた壁画が、長い時間が経った今もなお当時の色彩をとどめているように、他の絵画では見られない堅牢な技法です。

今回のワークショップでは、美術作家の川田知志さんを講師に迎え、フレスコがどのような技法であるかを解説していただきました。また、参加者は実際に漆喰を左官する工程から制作方法を学び、「残したい事物(もの、こと、風景など)」をテーマに30cm×30cmのフレスコ画を制作しました。
本展では、ワークショップ参加者による成果作品を展示するとともに、フレスコ画の制作工程や材料、道具などをご紹介します。講師を含む総勢23名が描いたフレスコ画をお楽しみください。

「はじまりのみかた」とは

文化活動の入口となる様々な事柄に着目し、「体感する」「思考する」「探求する」「創造する」をキーワードに、幅広いジャンルを横断しながら内容を構成した企画です。シリーズを通した受講によって、参加者が文化芸術に親しみ、また自身の生活の中に文化的な視野を育むきっかけとなるような講座を目指します。

開催概要

はじまりのみかたvol.9「フレスコ画を描こう!」成果作品展

会期:2022年1月9日(日)〜1月16日(日)※火曜日休館
時間:10:00〜18:00 ※初日15:00から
会場:1F・KAVCギャラリー

講師プロフィール

川田知志(かわたさとし)
伝統的な絵画技法に現代の造形材料を織り交ぜる独自の制作方法を探求し、身近な地域社会の中で出来事や暮らしによる環境の変化に注目した壁画、絵画、インスタレーションを制作します。 2013年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修了。主な展覧会に「Slow Culture」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、京都、2021)「TOKYO MIDTOWN AWARD 2020」(東京ミッドタウン プラザB1、東京)、「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-」(京都・ポズナン・シュチェチン、2019)、「街と、その不確かな壁と…。」(あまらぶアートラボ A-Lab、兵庫、2019)、「拆(倒)」(A4 Art Museum、成都、中国、2018)、個展「OpenRoom」(アートコートギャラリー、大阪、2018)、「対岸に落とし穴」(神戸アートビレッジセンター、神戸、2015)など。

撮影:前谷開

ワークショップの様子