開館25周年を飾るべく日本が世界に誇る俳優、三船敏郎の特集上映を開催!
三船敏郎が生涯で初めて日本の地を踏んだのがこの地「神戸」。「神戸」にゆかりのある三船敏郎に焦点を当て、黒澤明監督とタッグを組み、世界のミフネと呼ばれた作品の他、多彩なラインナップを一挙上映します!
三船敏郎 みふね・としろう|俳優
1920年4月1日中国山東省の青島にて生まれる。 1946年東宝第一期ニューフェースに補欠採用。1947年「銀嶺の果て」で俳優デビュー。翌年、黒澤明の「酔いどれ天使」で主役に抜擢され、以後「羅生門」、「七人の侍」、「用心棒」、「赤ひげ」など映画史に残る作品に主演。62’年には三船プロダクションを設立し、プロデューサーとしても手腕を発揮。68’年「黒部の太陽」で五社協定を打開。遺作は熊井啓監督の「深い川」。 1997年12月24日逝去。享年77歳。 2016年にハリウッドの殿堂入りを果たす。生涯150本余りの映画に出演した
チケット
一般 1200円 / かぶっクラブ 1100円 / 三回券 3000円
〈※いずれも当日券のみの取り扱い。※三回券は期間中有効。切離無効。お一人様限り有効。〉
関連企画|トークイベント
日時:9/18(土)11:45『蜘蛛巣城』上映終了後(13:45頃より)
ゲスト:三船史郎(三船プロダクション代表取締役)
MC:津田なおみ(映画コメンテーター / フリーアナウンサー)
*無料 / 当日『蜘蛛巣城』をご鑑賞の方が対象です
三船敏郎のご子息 三船史郎をゲストにお迎えし、『蜘蛛巣城』の撮影秘話や家庭内での三船の様子、エピソードなど貴重なお話を伺います。
三船史郎
1950年東京世田谷区に三船敏郎の長男として生まれる。1970年に出目昌伸監督作「その人は女教師」でデビュー。三船プロダクション製作「二人だけの朝」(1971)に出演。1999年には黒澤明監督の遺稿脚本「雨あがる」(小泉堯史監督)に和泉守重明役で出演し2001年度日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2006年に「バルトの楽園」(出目昌伸監督)、2014年に「蜩の記」(小泉堯史監督)に出演。現在三船プロダクションの代表取締役を務める。
津田なおみ
映画番組の出演を機に、年間300本の映画を見るようになり、映画の監督、俳優の舞台挨拶などの司会を担当するようになる。映画の講演や司会、アナウンス講師としても活動。甲南女子大学文学部専任講師。神戸新聞「銀幕かわらばん」で映画コラムを執筆中。著書「映画監督 田中絹代」
上映作品情報
七人の侍
世界中の映画人に影響を与えた代表作。「荒野の七人」「宇宙の七人」などオマージュした作品が多く作られた。第15回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞。[デジタル]
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍、小国英雄
出演:志村喬、宮口精二、千秋実ほか
(1954/日本/207分/配給:東宝)
蜘蛛巣城
シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えた戦国武将の一大悲劇。[35mm]
監督:黒澤明
脚本:小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明
出演:山田五十鈴、千秋実、志村喬ほか
(1957/日本/110分/配給:東宝)
無法松の一生
岩下俊作の原作を伊丹万作と稲垣浩が脚色。往年の名作を稲垣が再び監督。第19回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞文部省選定。[35mm]
監督:稲垣浩
脚本:伊丹万作、稲垣浩
出演:芥川比呂志、高峰秀子、笠智衆ほか
原作:岩下俊作
(1958/日本/104分/配給:東宝)
用心棒
時代劇に西部劇の要素を取り入れた痛快娯楽活劇。第22回ヴェネツィア国際映画祭主演男優賞。本作をもとにマカロニウエスタン『荒野の用心棒』が作られた。[デジタル]
監督:黒澤明
脚本:菊島隆三、黒澤明
撮影:宮川一夫 出演:東野英治郎、河津清三郎、山田五十鈴ほか
(1961/日本/110分/配給:東宝)
天国と地獄
エド・マクベインの原作を脚色し、黒澤明監督が映画化。全編息づまるサスペンス。[デジタル]
監督:黒澤明
脚本:小国英雄、菊島隆三、久板栄二郎、黒澤明
出演:仲代達矢、加藤武、三橋達也、山崎努ほか
原作:エド・マクベイン
(1963/日本/143分/配給:東宝)
黒部の太陽
木本正次の原作『黒部の太陽』を脚色し、熊井啓が監督した黒四ダム建設のドラマ。[デジタル]
監督:熊井啓
脚色:井手雅人、熊井啓
出演:滝沢修、石原裕次郎、辰巳柳太郎ほか
原作:木本正次
(1968/日本/196分/配給:石原音楽出版社)
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