「僕、なんだか悪いことしちゃいそうなんです」
――そんなことないと思うけど――
――もしそうだったら、どうしよう――
小さな劇場、あの人のなか。大きな激情、うごめいた。
感染対策は万全に!うんなま観戦、準備OK?
KAVC FLAG COMPANY 2020-2021 特設サイト|公演詳細はこちら多彩な演劇手法を使い分けて、心の汚物を洗い流す。
3年前まで名乗っていた劇団名は「劇団うんこなまず」。正直、アウトコースギリギリにもほどがある名前だけど(笑)、社会と対峙するうちに、少しずつ積み重なっていく心の汚物を、ストレートというよりも、こちらの心にヌルっと滑り込んでくる感覚でぶつけてくるという点では、実は「名は体を表す」集団だと言える。公演のテーマに合わせて、映像やメタフィクションなどの様々な演出を実験的に取り入れることで、着実に基礎体力を高めている彼ら。いつか演劇という世界に激震を起こす、大ナマズのような存在になってくれたら面白い。
text by 吉永 美和子
開催概要
うんなまver.13
さいえんのえんき『ANCHOR』
作・演出:繁澤邦明
出演:
秋桜天丸、雀野ちゅん、和栗一(以上、うんなま)、倉橋愛実(DULL-COLORED POP)、辻るりこ(売込隊ビーム/Baghdad cafe’)、出井友加里(ティッシュの会)、neco.(ネネちゃんうさぎとロックンロール)、原田慧(㐧2劇場)、北條達人
映像出演:
浦長瀬舞(冷凍うさぎ)、Sue、司城大輔(うんなま)、西田悠哉(劇団不労社)、本物のジミヘン、宮本将吾、森岡拓磨(冷凍うさぎ)
会場:神戸アートビレッジセンター KAVCホール
公演日程:2021年3月26日(金)〜28日(日)
3月26日(金)19:30
3月27日(土)15:00/19:00
3月28日(日)13:00/17:00
※受付開始は開演の40分前、開場は30分前
※日時指定・全席自由。上演時間は80分程度を予定。
※今公演は感染症対策のもと実施します。
詳細は劇団HP内「感染症対策について」よりご確認ください。
※SNS・劇団HPでは、今公演に伴う最新情報を発信しています。併せてご確認ください。
チケット料金:
一般チケット 予約3000円、当日3500円
おかえりチケット 500円 ※要予約、各回10名まで。
おうえんチケット 5000円 ※おうえんチケットの購入数分、おかえりチケットの販売数が増えます。特典として、おもちかえりチケット内容をお贈りします。
※おかえりチケット・おうえんチケット・おもちかえりチケットの詳細は劇団HP内「いろいろなチケットについて」よりご確認ください.
※観劇チケットは当日精算のみの取り扱いです。支払い方法は、現金またはキャッシュレスシステム(PayPay、メルペイ、auPAY、d払い)が使用可能です。
配信チケット料金:
おもちかえりチケット 1000円 (別途、振込手数料。払戻し不可)
※『ANCHOR』初演&再演(当公演)の記録映像と上演戯曲、また当公演の創作ノートをデータでお贈りします。
※googleフォームにて受付後、銀行振込先をメールにてご案内いたします。恐れ入りますが振込手数料はご負担下さい。振込確認後、保存先URLをメールにて送付いたします。
チケット発売日:2021年2月14日(日)12:00〜
スタッフ:
舞台監督 西野真梨子
舞台美術 久太郎(Anahaim Factory)
照明 木内ひとみ
音響プラン 浅葉修(Chicks)
音響操作 廣岡美祐
映像 飯阪宗麻(NOLCA SOLCA Film)
舞台写真 小嶋謙介
宣伝美術 永渕大河(演劇集団ゲロリスト)
制作協力 広瀬ふゆ
共催:神戸アートビレッジセンター(指定管理者:公益財団法人 神戸市民文化振興財団)
共催:オーチャードシステム
主催・企画制作:うんなま
プロフィール
うんなま
2010年に大阪大学発の学生劇団プロデュース「劇団うんこなまず」として発足。以後ゆるふわアンダーグラウンドに活動し、2017年より現団体名に改定。
現代社会への批評的な眼差しを遊び心たっぷりに、ナンセンスでセンチメンタルな演劇時空として立ち上げる。現代性と虚構性の両立する独特の作風は「ジャンル:うんなま」「これぞ演劇」と評され、マニアックな人気を博す。ウイングカップ7最優秀賞受賞。平成30年度次世代応援企画break a leg選出。
https://www.unkonamazu.com/
団体からのコメント
「山から下りて来た野武士の力試し」…およそ4年前、うんなま(当時、劇団うんこなまず)はそんな気概で『ANCHOR』という作品を、大阪ウイングフィールドにて上演しました。
「わけがわからない、けど面白い」「演劇の新しい見せ方」「話に頭が全然ついてきてないのに体が自然と呼吸を合わせてあの空間に馴染んでいった」…そんな感想とともに、この作品は再演を期待されてきました。
「何を手掛かりに創作してるのか全くわからない」「意味がわからないことを楽しめる人間にしかおすすめできない」「こいつらは危険だ」…え、そんなに?ですがまあKAVC、劇場でエンゲキ。人間を垣間見る、うんなま的時空間ですよ?今、この有り難い機会を存分に楽しみます。楽しみましょうね。…ね!